防災頭巾カバー(背もたれタイプ)の作り方。直縫いだけで簡単に!
「防災頭巾カバー」は入学準備で欠かせないもののひとつ。大きい物だから作るのは大変そう…と思いがちですが、小学校で配られた作り方が簡単だったので紹介します。学校指定の方が「少し大きい」&「少し小さい」などの心配もありません。
【STEP1】布選び
手作りの基本は、布選びから。
私は上の子の防災頭巾カバーを作るとき、一般的に使用されるキルティングを使いました。しかし、1年で背もたれにかける部分と、本体の縫い合わせ部分がほどけたり、キルティングの布地自体の糸がほどけたり、でボロボロになったため、ビニールコーティングの布で作り直すことに…。
現在、使用2年めですがまったくほつれずに、問題なく使えています。そのため、個人的にはビニールコーティングの布がいいですが、厚めの布地で作るのもOKだと思います。
【STEP2】裁断
学校からのプリントに書いてあったサイズで、本体50cm×80cm、フタ50cm×20cm、背もたれにかける部分(以下背部分)50cm×25cmに裁断します。
持ち手をつける場合は、8cm×35cm(こちらは幅2.5cmの持ち手用テープでもOK)も裁断しておきます。
防災頭巾カバーは大きく、サイドバッグに入らないため、個人的には持ち手を付けた方がいいと思っています。フタを留めるために、幅2.5cmのマジックテープも用意しておきましょう。
【STEP3】布端の処理
ビニールコーティングの布地は、布端のジグザグミシンは必要ありません。その他の布地の場合は、本体は80cmを2辺、フタは50cmを1辺と20cmを2辺、背部分は25cmを2辺、ジグザグミシンで縫っておきます。
【STEP4】フタ部分を作る
フタ部分20cmを2辺、1.5cm折って縫います。ビニールコーティング生地は、まち針を使うと布に穴が開いてしまうので、100円ショップの木製洗濯バサミで留めていますが、それ以外の布はまち針で大丈夫。
50cmの辺も1.5cm折って縫います。
【STEP5】本体と背部分の上部を縫う
本体の上部を3cmの3つ折りで縫います。
背部分は上部を1.5cmの3つ折りで縫います。
【STEP6】本体、背部分、フタ部分を合わせる
本体を一番下に表向きに置き、背部分を表向きに重ね、フタ部分は裏向きに重ねます。フタが本体・背部分と長さが合いませんが、問題ありません。それぞれ端から1.5cmの場所に置きます。
本体の下部分に、これら3枚が重なっているのを確認し、下から1.5cmの所を縫います。くれぐれも、本体・背部分の上部(3つ折り縫いした個所)が下になっていないように確認してください!
フタのみをめくり、先ほどの縫い代を本体側に折りこんで、先に縫った部分より0.5cmほど内側(写真の黒い線)を縫い、縫い代を固定させます。
この際、本体・背部分とフタ部分を左右に軽く引っ張りながら縫うと、仕上がりがキレイですよ。
【STEP7】本体を完成させる
本体を中表に折り、両脇1.5cm部分を縫います。
表に返したら、本体は完成!
【STEP8】マジックテープを付ける
マジックテープを5cmに切り、本体とフタに2つずつ縫い付けます。本体の端から8cmのところに付けると、バランスが良くなりますよ。
フタにふわふわな方を縫い付けると、防災頭巾を出すときに引っかかりづらくなります。本体への縫い付け場所は、フタを自然に閉めて重なるところです。少々縫いづらいですが、違う布を巻き込まないように気を付けてくださいね。
【STEP9】持ち手を付ける
持ち手を作る場合は、裁断した布を半分に折ります。一度開いて、両端を先ほどの折り目に合わせて折り、再度半分に折ります。
両端をミシンで縫います。
持ち手(または持ち手用テープ)の両端をそれぞれ5cm折り曲げ、本体とフタの間に置き、両端から10cmの場所に縫い付けます。
完成!
防災頭巾もいろいろなサイズのものがありますが、下の子どもの幼稚園で使っているものも、しっかり入りました!
良かったら、上記を参考に作ってみてください。