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こんまり®メソッドは「洋服」から片づけをスタートします!「ときめく」基準って具体的にどういうこと?
洋服を片づけることで“なりたい自分”が見えてくる
前回、こんまり®メソッドの片づけは誰にでもできるシンプルな手順で体系化されているとお伝えしました。
前回の記事はこちら片づけがスムーズに進む順番も定められていて、「衣類→本→書類→小物→思い出品」の順番となります。「家を片づけたい!」と思った時、キッチンや子ども部屋から片づけたくなるかもしれませんが、まずは自分の洋服から片づけていきます。
洋服は残すか・手放すかの判断がしやすく、トップス、ボトムス、ワンピース等のカテゴリーもハッキリしているので手をつけやすいです。また、洋服を片づけることで「なりたい自分」が見えてきます。その理由は追って説明しますね。
具体的な洋服の片づけ方
具体的な片づけ方は、まず家中から自分の全ての洋服、ハンガーにかけている服も引き出しにしまっている服も出して、一カ所に集めて山にします。
山にすることで、自分が持っている洋服の量を正確に把握することができます。「こんなに持っていたのか」と驚く人が多いです。
選ぶ基準は「ときめき」
山にできたら、カテゴリーごとに1着1着を手に取って「自分がときめくかどうか」で残したい洋服を選んでいきます。「ときめき」は恋愛用語のイメージもあるかと思いますので、「どうやって選ぶの?」と感じるかもしれません。
「ときめき」は「ワクワク、キュン」等のキラキラしたイメージだけではなく、「あると安心、落ち着く」もときめきです。迷った時は「快」か「不快」かの二択だとして「快」を感じるものはときめき、とすると分かりやすいです。
「サイズが合わなくなってしまったから…」と思っている服があっても、デザインが好きでときめく気持ちがその服に残っているのであれば手放さなくても良いと思います。あくまでも、「ときめく」、「今の自分が着たいかどうか」で選んでいきます。
オフシーズンの服や心臓に近いアイテムから選定すると◎
まずはオフシーズンの服から「次の季節にもこの服に会いたいか」で判断していくと、「ときめき」の感覚がつかみやすいです。また、心臓に近いアイテムの方がときめくかどうかの判断がつきやすいため「トップス→ボトムス・ワンピース→アウター・スーツ」から選定していくといいと思います。
モノを通して自分の気持ちを感じてみる
こうしてときめきで洋服を選ぶことで見えてくるのが、なりたい自分です。
「こういう服を着るべき」「まだ着ていないから」と思考で選ぶのではなく、「この服は心地良い」「この服を着たい」と感覚で選ぶからこそ分かることです。
以前お客様でジャケットを手放す決断をした方がいました。当時専業主婦で、以前のお仕事をまた始めるか迷われていましたが、片づけを通して「もうジャケットを着るような仕事はしたくない」という自分の思いに気づいたそうです。
私自身もそうでしたが、ママになってから育児と仕事のバランスで悩み、なりたい自分が分からなくなることはないでしょうか。
今はどんな自分にときめくのか、洋服を通して自分の気持ちを感じてみることは、なりたい自分が分かる簡単な方法です。キャリアに悩むママ・パパは、ぜひ試してみてくださいね。
次回は「本」の片づけのポイントをお伝えします。