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家事のこと、育児のことパパの本音、聞きました!
データでみるパパの家事・育児
※データはあんふぁん読者へ2023年9月4日〜10月10日に実施したアンケートから。回答数700
Q.仕事がある日、子どもと一緒にどれくらい過ごしますか?
Q.週に何日、子どもと一緒に夕飯を食べていますか?
Q.家庭ではどんな家事を担当していますか?
パパのつぶやき
子どもに接するって難しい
● 子どもへの接し方や声掛けについて、何が正解なのか分からない中で、日々手探り状態で試行錯誤しています。(埼玉県/年中のパパ)
● ママの育休中、育児を任せっきりにしてしまったため、そのつけが回ってきていると思います。娘から拒否されてしまい、手伝いたくても手伝えず、私の育児の時間が減ってしまい、ママの負担が増えて悩んでいます。(埼玉県/年少のパパ)
● 在宅勤務を増やして子育てしているけれど、結果的に家事・育児に時間や集中力を割かれ、パフォーマンスがかなり落ちています。また夫婦で子育てに関する価値観が違って、お互いイライラすることも。(東京都/年長のパパ)
● 一緒に出かけたり遊んだりして子どもたちと関わりたい気持ちはあるけれど、仕事で疲れていてなかなか腰が上がらず、子どももママにばかりなついている。(東京都/年中のパパ)
ママのここがスゴイ!
● ママが子育てをする中で、可能性を否定せず、挑戦させている姿がすごいなと感じる!(大阪府/年少のパパ)
● 子どもと遊ぶ時、想像力豊かな遊びを提案できているなと思います。自分にはあまりその能力がないので、すごいと思います。あとピアノも弾けるので、家でも弾き語りしてくれるのは、子どもにいい影響かと思っています。(埼玉県/年少のパパ)
● 子どもたちのイライラや駄々こねに対して、とんでもなく忍耐強いところ。子どもにも一つ一つ相談して物事を決めていくところがスゴイ!(大阪府/年中、未就園児のパパ)
● 子どもができるようになったことに、ちゃんと気付けているところ。「そういえば」や「いつの間に」がない。(埼玉県/年少のパパ)
● 子どもの目線になって遊んであげるだけでなく、時には親としてしっかり教えてあげているのがすごい。料理を中心に家事を手際よくできるところも。(神奈川県/年長、未就園児のパパ)
パパが幸せを感じる瞬間
● 子どもたちとママとみんなで寝る前に、布団に寝転んで話をしている時。みんなのいろんな話が飛び交っている空間には幸せしかない。(神奈川県/年中のパパ)
● 子どもに「大好きだよ」などの言葉をかけられた時が一番幸せ。(静岡県/年中のパパ)
● 帰宅した時、子どもたちがわーっと来てくれて、ママが笑顔でいてくれてる時、安心する。(静岡県/年少のパパ)
● 家族みんなが笑っている瞬間が、最高に幸せを感じる時。(大阪府/年長のパパ)
見習いたいママの技
● 疲れた時でもおいしい料理を作ってくれているところを見習いたい。(兵庫県/年少、乳児、小学生のパパ)
● アンガーマネジメントがしっかりできているところ。(大阪府/年中、小学生のパパ)
● 子どもへの褒め方、叱り方が上手なので、見習いたいと思います。(埼玉県/年中、幼稚園プレ保育のパパ)
パパのことも大切にしてほしい
● パパにも優しくしてほしい。(千葉県/年少、年長、小学生のパパ)
● 話す時間はあるけれど、ママの話をほぼ一方的に聞くだけなので、たまにはパパの話も聞いて。(埼玉県/年少のパパ)
● もう少し話をしたいけれど、ママが疲れて寝てしまうことが多いです。(兵庫県/年少、小学生のパパ)
● 子どもたちの親である前に夫婦であることを忘れないでほしい。(神奈川県/年少、小学生のパパ)
● 夜勤明けは疲れているので、お風呂掃除は免除してほしい。(奈良県/年中のパパ)
● パパが子どもの相手をする時、勝手が分からないこともあるからすぐ怒るのはやめてね。(神奈川県/年少、未就園児のパパ)
ママ、頑張りすぎないで…
● もっと家事の手を抜いてほしい。完璧を求めすぎる感があるかも。(東京都/年少、小学生のパパ)
● もう少し休んでほしいな。(千葉県/年少、未就園児、小学生のパパ)
● 気を使わずに腹を割って話してくれたらいいのに。(千葉県/年長、幼稚園プレ保育のパパ)
ママから、パパへ
● 自分のことより子どものことを優先する点がすごい。私だと「面倒だから」「危ないから」「汚れるから」と避けてしまいがちなことも、パパは「経験させてあげたい!」と率先していろいろなことに挑戦させてあげている。(北海道/年中、未就園児のママ)
● 精密機械に強く、故障を直せるのがすごい。おもちゃの組み立て作業は見習いたい。(北海道/年中のママ)
● 言わなくても分かると思わないで、ちゃんとコミュニケーションをとってほしい。「ありがとう」は家庭内でも大切にしたいです。(東京都/年中、乳児のママ)
● スマホでのゲームや動画の時間を、少しは子どもと触れ合う時間や家事を手伝う時間にしてくれるとうれしいです。(千葉県/年中、未就園児のママ)
見方を変えれば、うまくいくかも
パパたちからの相談に、兼業主夫放送作家で2人のお子さんがいる杉山錠士さんに、アドバイスをもらいました。
パパとして、主夫として、家族みんなが居心地よく過ごせるように試行錯誤を重ねてきた杉山さんの視点の数々、参考にしてみては。
相談1 子どもへの接し方の“正解” が分かりません
子どもに対しても大人同様に 尊重するのがおすすめ
僕にも分かりません(笑)。“正解”を求めることは、諦めました。ただ、子どもに接する時には常に「一人の人間として尊重すること」を心掛けています。大人に対してしないことは、子どもに対してもしない。むしろわが子を先輩や上司のように考えれば、より関係が良好になる気がします。上司が話すことを適当に聞き流したりすぐに忘れたりはしませんよね。子どもがアニメのキャラクターや幼稚園の友達について話している時も、ないがしろにせず、教わる態度で聞くのがおすすめです。
相談2 ママがイライラして子どもにきつく当たることが気になります
相手を変えようとしないで、 自分にできることを
子どもとずっと一緒にいれば、パパでもイライラしたり態度に出たりするでしょう。ママの方が子どもと長時間接しているのなら、その負担や怒りをまずは理解し、リスペクトすることが重要。「イライラしないで」と言うと火に油を注ぐことになりかねません。また負の感情が伝染しないよう、せめて自分は機嫌よくいられるよう工夫するのも大切。ママや子どもに改善を求めることよりも、自分が自分の感情を整える方が断然建設的です。音楽やティーブレイクで悪い空気を変えるのもいいかも。
相談3 仕事がある日は、家事・育児に時間が割けません
外出先でも買い物や情報収集などで 貢献できます
休日なら時間を割けるということであれば、そこに力を注いでみましょう。例えば洗濯機や空気清浄機の内部、シンクや風呂・トイレまわりの掃除など、毎日やる必要はない作業をまとめて担当すると効率的。また仕事がある日でも、外出先でのスキマ時間に家事・育児に関わることは可能です。例えば出勤前に食材や消耗品のストックをチェックして、必要なものがあるなら買って帰るかスマホで注文。さらに子どもの習い事や、ママの子育ての悩みなどについて情報収集をしておくだけでもいいんです。
相談4 子どもが「パパは嫌! ママがいい!」って言うんです
その気持ちに共感するスタンスがいいかも
僕も言われますが、「そりゃそうだよね、分かるー」くらいの返しをします。真に受けてすねるのも大人げないじゃないですか。子どもの「ママが好き!」という気持ちはすてきなことなので、まずは共感を示して、「きみが大好きなママがちょっと休めるように、これはパパと一緒にやろうか」と言ってみてはいかがでしょう。
相談5 家事・育児について、夫婦で意見が分かれたら……
「争わず、共に歩む」 がポイント
意見に相違があるのは悪いことではありません。どちらが正しいかを争わず、やると決まったことについてはお互い協力して進めるのが賢明です。また夫婦で話し合う時は、向かい合っての議論より、横並びで散歩しながらがおすすめ。体を動かしながら話すと、感情的になりにくいです。
相談6 一人の時間がほしい時は?
その前に、 ママにも一人の時間を
頼み方を工夫してもあまり意味がない気がします。例えば、まずはママに一人の時間を楽しんでもらうのはいかがでしょう。その積み重ねが、パパの一人の時間につながったりします。自分が一人の時間を過ごす間、パートナーは負担が増えるということも理解した方がいいですね。
相談7 ママに、日頃の感謝の気持ちを伝えるいい方法は?
「考えるな。伝えろ」 でいいんです
いい方法など検討せず、普段から「とにかく伝えまくる」がいいと思います。相手がうれしく感じることが目的なのですから、恥ずかしがる必要はありません。また「ママ」や「妻」になる以前……恋人として付き合っていた頃や、付き合う前を思い出せば、より自然に伝えられるかも。