散らかった部屋にイライラした時の対処法。片付けのコツは?

部屋が散らかっていてイライラしてしまうことってありませんか?特に子育て中は、片付けても片付けても散らかる…とストレスを感じる場面もあるかもしれません。そんなイライラを軽減するための対処法と片付けのコツを紹介します。
イライラの原因は、視覚的な刺激にあり!
散らかった部屋でイライラする原因の1つは、視界に入る物や色の情報が多いことです。視覚的な刺激が多いと、人は無意識のうちにストレスを感じてしまいます。逆に、物が少なく整った空間やインテリアの色が統一された部屋では、不思議と心が落ち着く経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。
他にも、物が多いと探し物をする頻度が増えてイライラしたり、片付けたい気持ちはあるのに思うように進まないという葛藤もイライラの一因かもしれません。
そんなイライラの元を断つために、まずは、見えている物の量や色の数を減らしていきましょう。1個からでも、1ヶ所からでも、とにかく片付け始めてみることが大切です。
どこから手を付ける?
部屋全体を片付けようと思うと、何から始めたらいいかわからず手が出ない、ということはありませんか?片付けのためにまとまった時間をとることもなかなか難しいかもしれません。まずは、1番気になる場所から少しずつ始めていきましょう。

どこから手を付けていいか迷った時におすすめなのは、部屋の中にある広めの平らな場所をまず1ヶ所更地にすること。広めの平らな場所というのは例えば、ダイニングテーブルやリビングテーブル、キッチンカウンターのような台の上やソファの上、そして床です。中でも特に生活のしやすさに直結するのは、ダイニングテーブルと床。広めの平らな場所がスッキリすると部屋全体も整ったように感じやすいため、効果は絶大です。
キレイな部屋を保つ片付けのコツ3選
1. 物を直接床に置かない
家具以外の物をなるべく床に置かないようにすることは、部屋を散らかりづらくするための重要なポイントです。経験があるかもしれませんが、一度床に物を置いてしまうと、それを核にして物の山ができやすくなってしまいます。そのため、物の定位置としても一時置き場としても、極力床置きは避けたいところです。
床に物を置かないことは、日々の掃除のしやすさにもつながります。家具以外の物をどうしても床に置きたい場合は、キャスター付きの台に乗せるなど、移動しやすい工夫をしておくといいでしょう。

2. リセット時間を設ける
1日の中で5~15分程度、部屋のリセット時間を設けるのもおすすめです。この時間の中で、散らかっている物1つ1つの要不要を判断しながら、定位置が決まっている物は「定位置に戻す」、明らかに不要な物は「取り除く(捨てる)」、判断に迷う物は「一旦保留」というふうにどんどん仕分けていきます。リビングだけ、ダイニングテーブルの上だけ、床に落ちている物だけ、などリセットする範囲を絞ると取り掛かりやすいと思います。
要不要で迷った物や、必要だけれども置き場所に迷った物など、一旦保留にした物は、それらを置いておく場所を予め決めておきましょう。例えば、収納の中であいている場所を保留ゾーンにしたり、出しっぱなしにしていても目立たないカゴや箱などを保留ボックスとして置いておきます。引き続き時間があれば、その中身についても仕分け→定位置決め→片付けと進めていき、時間が来たらリセットは終了です。

夜のうちにリセットしておけば、翌朝スッキリした状態で1日をスタートできます。夜に限らず都合が良いときに短時間で取り組むこともできますし、ちょっとした空き時間や何かの行動のついでに物の仕分けと移動をする、というやり方もあります。家の中を移動する時には何かしら手に持って片付けていくようにすれば、1回あたりの時間は短くても、少しずつ片付けを進めることができますね。
3. 保留ボックスを活用する
リセット時間以外でも、日常の中ですぐに片付けられないような場面があれば、「保留ボックス」を活用することで散らかりを抑えることができます。
そもそも散らかっている状態とは「とりあえず」で置いた物が色々な場所に点在している状態なので、「とりあえず」で置いていい場所を限定すれば散らかりが抑えられますし、一時的に散らかりが見えなくなることで、精神的にも少し余裕が生まれます。部屋のインテリアになじむ色合いのボックスを選べば、部屋に出しっぱなしであっても視覚的な刺激は少なくて済みます。

とはいえ、保留ボックスを「何個も置いていい」とすると雑多な中身の箱が増えるだけなので、「書類用に1つ」「リビング用に1つ」など用途と個数を決めておくといいでしょう。また、中身を見返す期限も「箱がいっぱいになったら」「1週間ごとに」など決めておけるといいですね。ある程度時間が経ってから見てみると、前ほど判断に迷わなくなっている、というのは意外とよくあることです。
部屋の乱れを整えてイライラ撃退!
「部屋の乱れは心の乱れ」という言葉があるように、時間的・精神的な余裕がない時にはなかなか部屋を片付けることができないかもしれません。そんな時は決して無理せず、出来る時に出来る分だけやっていきましょう。部屋が整うにつれ片付けも楽になり、イライラする頻度も減っていくはずです。