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「1年以内に住宅購入は可能?」子育て家庭の家計簿公開&プロによる診断アドバイス!

今回の相談者は、1年以内に住宅購入を希望しているママ。どの支出を見直し、どうやって貯めるといいのか、お金のプロがアドバイスします。
家計簿 Check!
月間収入
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パパ
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ママ
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児童手当
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東京都018サポート
月間支出
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住居費
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保険料(都民共済)
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水道・光熱費
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通信費
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車費
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パパ、ママのお小遣い
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食費(うち外食費1万円)
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日用品、レジャー費
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医療費(うち妊婦健診5000円)
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交際費(ママ洋服代、食事代)
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奨学金返済(2025年12月完済)
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その他
月間貯蓄
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NISA(老後資金1万、児童手当2.5万)
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貯金(車検1万、旅行&帰省3万、家購入2万)
ボーナス(年間)
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パパ
年単位の支出
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旅行・帰省など
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自動車ローン返済(2025年内に完済)
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臨時お小遣い
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自動車保険
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車検
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その他(収入減少時の補填など)
年単位の貯蓄
現在の総資産
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普通貯蓄
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NISA
advice 1 住宅購入は時期尚早!家計を見直しすぐ貯金を
1年以内に住宅購入を希望していますが、NISAも合わせて貯蓄が約190万円では諸費用も払えず時期尚早。まずは家計を見直して貯蓄を増やしましょう。通信費は格安携帯にするなどで1万円以内に抑えて。交際費は実質ママのお小遣いと考え、1万円は減らしたいですね。食費は外食費を含めて6万円以内に。これらで削減した2万6000円をすぐに貯め始めましょう。
advice 2 来年からは貯金を加速!3年後の購入を目指そう
年内には奨学金と自動車ローンの返済が終わり、妊婦健診も終わるので、来年以降は年間155万円を貯められるように。3年で465万円になり、これを諸費用+αとしてなんとか住宅を購入できるでしょう。ただ、購入後に手元に貯金がないと、もしものときに心配。普通貯蓄やNISAも3年で積み増してリスク予備資金としてキープし、新たなローンを組むのはやめましょう。
advice 3 老後資金は優先度低め。住宅→教育→老後の順で
夫婦ともに若く、第3子の大学卒業時点で50代前半なので、老後資金の優先度は低め。焦らず順番に貯めましょう。今後3年間は、advice2の要領で住宅資金を年間155万円ずつ貯めます。住宅購入後は、すでに始めている児童手当の積み立てに+αで教育費の上乗せを。教育費がある程度貯まったら、今から10年以内を目安に老後資金目的で貯蓄と投資を始めましょう。
result 住宅購入資金を確実に貯めつつ予算感を探って
近頃の不動産価格を踏まえると、条件にもよりますが予算内で希望の物件があるのかは疑問です。まずは住宅購入資金を自動積立の定期預金で確実に貯め、その間に物件を巡って予算感を探ってみては。共働きなら予算にゆとりが持てるかもしれませんし、今後子育てが少し落ち着いたら、ママが正社員になるなどで給与アップを図るのも選択肢です。
※2025年5月14日時点の情報です。法令・制度は変更になる場合があります
イラスト/二階堂ちはる
※この記事は、2025年7月発行の「ぎゅって 2025年8月号」に掲載した記事を再編集したものです