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【家計簿診断】ママがパートになっても大丈夫?年収−130万円でも3人分の教育費・老後資金を貯めるポイント

今回の相談者は、家計管理やお金に関する情報収集を頑張るパパ。ネットにあふれる漠然とした情報に対する不安に、お金のプロがアドバイスします。
家計簿 Check!
月間収入
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パパ
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ママ
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児童手当
月間支出
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住居費
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教育費
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死亡保険
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水道・光熱費
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通信費
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車費(カーシェア)
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パパ、ママのお小遣い(概算)
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食費
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日用品費
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レジャー費
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医療費
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その他(奨学金返済など)
月間貯蓄
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普通貯蓄(児童手当)
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パパNISA
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ママNISA
ボーナス(年間)
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パパ
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ママ
年単位の支出
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旅行・帰省など
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家電製品
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サブスク代
年単位の貯蓄
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普通貯蓄
現在の総資産
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普通貯蓄
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パパNISA(教育費、老後用)
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ママNISA
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長女ジュニアNISA
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次女ジュニアNISA
advice 1 貯蓄力を下げないために食費や日用品費の削減を
ママがパートになっても世帯年収は600万円あります。年間支出は520万円なので当面の家計は回るでしょう。ただ、貯蓄力が半減するので、支出の見直しを。食費、日用品費、レジャー費で月17万円を使っているので、ここを削減すると貯蓄に回せます。また、お小遣いは予算を決め、日用品費などの家計と混ぜずに予算内で使うようにしましょう。
advice 2 児童手当は国立大の学費に。老後資金はiDeCoで
準備が必要な教育費は一般的に大学分のみのため、児童手当を貯蓄することで一人約240万円の用意が可能。これは国公立大の4年間の学費になり、奨学金利用が前提なら私立大学になった場合も賄えるでしょう。老後資金はNISAでの積み立て分の一部をiDeCoにしてみては。2027年1月からは会社員の掛金が最大6万2000円に引き上げられるため、節税効果も高くなります。
advice 3 保険は過不足なくOK。社会保障も確認してみて
保険はパパが56歳、ママが54歳までの死亡保障のみ。次女が大学に行く頃まで保障があり、いざとなれば実家もあるので、第3子のための死亡保障の優先度は低いでしょう。また、遺族年金は男性も受給できるため、ママに万一のことがあっても、パパは月15万円ほど受け取れそう。働けなくなった場合は傷病手当金や障害年金があるので、社会保障も確認しましょう。
result キャッシュフロー表で将来の不安を解消しよう
住居は賃貸、車はカーシェア、保険は最低限と、よく考えて無駄を省いた家計ですね。ネット上の教育費や老後資金の目安額に不安を感じるなら、わが家のキャッシュフロー表を作ってみては。将来の貯蓄額が見える化でき、不安を解消できるでしょう。また、実家を相続する際のリフォーム費用の貯蓄や、固定資産税等の維持費も忘れずに。
※2025年8月8日時点の情報です。法令・制度は変更になる場合があります
イラスト/二階堂ちはる
※この記事は、2025年10月発行の「ぎゅって 2025年11月号」に掲載した記事を再編集したものです