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4人の男の子ママでバルーンアーティストのmamikoさん「人の喜びや祝う気持ちに寄り添える子に」

「&あんふぁん」では、ママ・パパたちの「はじめのいっぽ」についてフォーカス。家事や育児以外で活躍するフィールドを持つママ・パパたちに、「私がチャレンジしていること・チャレンジしたいこと」について教えてもらいます。バルーンアーティストとして活動する、&あんふぁん公式インスタグラマーのmamikoさんにお話を聞きました。
お話を聞いたのはバルーンアーティスト・mamikoさん

バルーンアーティスト、アニヴァーサリー・プランナーとして活動。企業から依頼を受けてイベント会場の装飾や、誕生日や記念日に贈るバルーンの販売をInstagram @usamamiで行っている。小学5年生と年中の三つ子、4人の男の子のママ。
小学生の頃から憧れ続けたバルーンを仕事に
バルーンに目覚めたきっかけは、小学生のとき。ホームステイ先のアメリカで誕生日を盛大にお祝いしてもらったときに、いわゆるドラマに出てくるような「海外のバースデーパーティー」という感じで、カラフルなバルーンでデコレーションされたリビングで、大きなケーキを食べて…と、刺激的な誕生日を過ごしました。
最近ではバルーンで装飾してお祝いするというのは日本でも珍しくありませんが、当時は浮いているバルーンを見るのもテーマパークくらいだったので、浮いているバルーンにビビッときたのを覚えています。

そこからずっとバルーンが大好きで、「バルーンアーティスト」という仕事があることも、自分なりに調べる中で知りました。高校の進路指導のときにも「バルーンアーティストになります!」と先生に宣言したくらい。大学には進学しましたが、ずっと「どうしたらバルーンアーティストになれるのか?」を考えていました。当時は専門に学べる場所が少なく、見つけたのは5日間で学べるバルーンアートのスクールでした。ただ、大学生の私にはすぐに出せる受講料ではなく、「まずはそのお金を貯めなければ」と考えました。
バルーンを学ぶ資金を作るために、バルーンショップでアルバイト
たまたま出かけた先のアウトレットモールに、バルーンを売っているワゴンショップを見つけて「ここだ!」と思い、その場で「ここで働かせてください!」と怖いもの知らずで飛び込みました(笑)。無事にそこで採用してもらい、アルバイトとして働きながらバルーンを学びました。バルーンにヘリウムガスを入れたり、マジックバルーンでお花や犬を作ったりする中で、さまざまなバルーンアートの技術を身につけました。
アルバイトを通してスクールに通う資金ができたので、満を持して学びに行きました。スクールでは、手元で作れるような小さなバルーンギフトから、パーティー装飾やバルーンで造形した長期展示物などの大きな装飾まで、幅広く学びました。
大学の卒業後は受講したバルーンのスクールを運営している会社で、アルバイトとしてイベントがあれば装飾をしに行く、というような働き方をしていました。ただ、毎回イベント装飾に呼んでもらえるわけではなく、10回のうち1回呼んでもらえると良い方で、なんとかして毎回呼んでもらえるように技術を磨きました。「このチャンスを逃すわけにはいかない!」という気持ちが強かったですね。その後、その会社でアルバイトから正社員になり、現場仕事だけではなく営業、企画・運営まで携わりました。
退職しても「子ども×バルーン」の創作意欲が再び湧く
イベント設営の仕事は商業施設が閉店してから開店するまでの間に夜通しで仕事をしなければならなかったので、結婚・出産を前に現実的に難しいと感じ、会社を退職しました。それでも子どもが生まれてからは、より創作意欲が湧いて、ハーフバースデーのお祝いに、と意気込んでバルーンを作りました。
ただ、その時に全然満足のいくものが作れなかったんです。これまで大きな会場装飾を中心に制作してきたため、空間を彩る意識が強く、赤ちゃんと一緒に写真に収まるバルーンのサイズ感がつかめていなかったのです。そこから「子どもがあくまで主役、子どもがかわいく映るようなデコレーションをしたい」と思うようになり、誕生日や記念日などイベントに合わせた装飾を行う「アニヴァーサリー・プランナー」という仕事や資格があることを知り、学びに行きました。
学んで実践していくうちに、ママ向けのイベントのフォトブースの設営を任されたり、企業からもママ向けのイベント装飾を頼まれたりするようになってきました。そこから三つ子を出産し、家で制作できるバルーンギフトを中心に活動し、現在に至ります。なかでも「名入れバルーン」は、10年ほど前に広まってから今もずっと愛され続けているアイテムです。これからの時期だと、卒園・卒業シーズンなので、そのお祝いに、とバルーンのオーダーが増えてきますね。

お子さんのハーフバースデーの頃からご依頼くださり、10歳を迎えるお誕生日もお手伝いさせていただいている方もいます。きょうだいが生まれたら、その子のお祝いも任せていただけるようになり、お客さまと一緒に成長をお祝いする気持ちでバルーンを作らせてもらっています。
イベントのデコレーションはその日が勝負
バルーンは空気やヘリウムガスを入れて作るので何日も前から作り置きする、ということができないんです。だからこそイベントの当日が勝負ではありますが、それでも私は毎回準備8割、本番2割だと思って、できるかぎりの準備をしていきますし、あらゆることを想定して、さまざまなものを準備して持っていきます。毎回緊張しますが、装飾を見た方の反応や写真に撮ってSNSに載せてくれる様子を見るのがとてもうれしいです。
2024年からは「&あんふぁん」が主催しているイベント「Meetup &あんふぁん」でも、毎回装飾を担当させてもらっていますが、会場で来場者のみなさんに「すごいですね」「かわいいですね」などと声をかけてもらえたときは「みんなが笑顔になれる空間をつくれてよかった」とほっとします。誰かの大切な時間を彩るお手伝いができたのだと実感できる瞬間でもあります。


4人の男の子を育児するのは本当に大変だけれど…

男の子4人の育児は本当にめまぐるしい日々ですが、私がいつも家でバルーンを作る姿を見ていて、準備を手伝ってくれることもあります。子どもが大きくなってきて、立派な戦力になりつつありますね(笑)。特に四男はバルーンが好きみたいで「いつかママと一緒に働きたい」って言ってくれています。
私の仕事は誰かのお祝いを一緒にすることなので、人の喜びや祝う気持ちに寄り添える、そんな子たちに育ってくれているのではないかなと思いますし、これからもそういう気持ちをしっかり持ってくれている子に育ってくれるとうれしいです。

私の作るバルーンが笑顔や元気を与えるきっかけになれたら

三つ子を出産した後は、とにかく毎日ずっと大変で外に出られない時期もありました。それでも私は「バルーンが好き」という気持ちが覚めることなく、今もこうして、細々とですが好きなことを仕事にもできているし、子どもたちと誕生日もイベントも盛大に一緒に楽しめることができています。そんな私の作るバルーンが、この先も誰かを笑顔にしたり、元気を与えられたりしたらいいなと思っています。






















