損でも解約すべき「貯蓄型保険」見直しの3つのポイント【FPが解説】

今回の相談者

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34歳/医療従事者

A.Yさん(東京都)

パパ(31歳・医療従事者)、長女(3歳)、長男(1歳)の4人家族、持ち家あり。4月に第3子を出産予定で、育休後は正社員で復帰するつもり。長女が小学生になったらしばらくはパートで働きたいのですが、教育費を含めて家計が回るか不安です。保険が多い自覚はありますが、損をすると思うと解約できず…。夫婦ともに退職金が期待できないので老後資金を早めに確保し、早期退職してパートをしながら趣味を楽しむ生活が理想です。

相談者の家計簿 Check!

月間収入

  • パパ

    260,000

  • ママ

    240,000

  • 児童手当

    35,000

  • 東京都018サポート

    10,000

月間支出

  • 住居費

    79,000

  • 教育費

    18,000

  • 保険料(死亡、医療、収入保障など)

    80,000

  • 水道・光熱費

    10,000

  • 通信費

    19,000

  • 車費(ローン、保険)

    50,000

  • パパ、ママのお小遣い

    20,000

  • 食費

    65,000

  • 日用品費

    12,000

  • レジャー費

    10,000

  • 医療費

    12,000

  • その他(奨学金、ソーラーローン)

    73,000

  • その他(交際費など)

    12,000

月間貯蓄

  • 普通貯蓄(教育費用:児童手当等+1人1万円)

    65,000

  • 普通貯蓄(その他用)

    10,000

  • NISA

    20,000

  • iDeCo

    10,000

ボーナス(年間)

  • パパ

    400,000

  • ママ

    200,000

年単位の支出

  • 旅行・帰省など

    50,000

  • 住宅ローン返済

    200,000

  • 固定資産税

    100,000

  • その他(JAF)

    4,000

  • 月間支出の補填

    240,000

年単位の貯蓄

  • 普通貯蓄

    6,000

現在の総資産

  • 普通貯蓄

    14,850,000

  • NISA

    1,380,000

  • iDeCo

    1,220,000

  • 積立保険

    2,050,000

advice 1 月の支出+貯蓄<収入に。貯蓄型保険は解約して

月の収入約55万円に対して支出が約46万円、貯蓄が約11万円。貯めているのに取り崩している状態となっています。掛け捨ての医療保険等を残し、貯蓄型の保険はすべて解約、死亡保障が少ないので掛け捨ての収入保障保険を追加して。これで約6万円減らせます。短期解約となるため損が出ますが、傷が浅いうちに家計を立て直して黒字化しましょう。

advice 2 ボーナスは旅行や趣味に。ソーラーローンは早期完済

6万円を削減すると月の収支が+4万円になるので、12カ月分の48万円を年間支出の住宅ローン返済と固定資産税の計30万円に充てて。月間支出の補填もなくなるので、ボーナスの半分を貯蓄、半分を旅行などに使えるようになります。余った18万円は、ソーラーローンの繰り上げ返済に。これだけでも早く完済させれば、ママの収入が減った時も楽になりますよ。

advice 3 教育費は今の貯蓄法でOK!退職時期は年金の考慮も

高校までの学費は、基本的には月々の家計でやりくりするもの。大学費用は児童手当+1万円の今の貯蓄方法を続ければOKです。今ある普通預金の運用も考えましょう。老後資金の不足分は、第3子の大学卒業後からでも貯められそうです。ただし、ママが早期退職すると年金受給額が減る可能性もある点には注意が必要。できるだけ正社員で働くのがおすすめです。

result 貯蓄型保険よりNISAやiDeCoで運用を

貯蓄型保険は払込期間満了後に黒字化するものが多いので、無理に続けて数年後に解約するよりは今解約した方が損失を抑えられる可能性があります。老後資金の運用が目的なら、NISAやiDeCoで運用した方がメリット大。住宅ローンも数年分繰り上げれば60歳までに完済できますし、そんなに老後を心配し過ぎる必要はないでしょう。

※2026年2月12日時点の情報です。法令・制度は変更になる場合があります

イラスト/二階堂ちはる

※この記事は、2026年4月発行の「あんふぁん 2026年5月号」に掲載した記事を再編集したものです

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ファイナンシャルプランナー 氏家祥美

FP事務所「ハートマネー」代表。ファイナンシャルプランナー、セカンドキャリアアドバイザー。子育て世代からリタイアメント層まで、家族のお金とキャリアの相談が得意。オンライン相談も実施中。

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