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【リアル家計簿】双子を含む子ども3人、退職金なし。今後の教育費と老後資金が不安
今回の相談者は夫婦ともに医療従事者で、双子を含む3人を子育て中。3人分の教育費や老後資金の貯め方をお金のプロがアドバイスします。
家計簿 Check!
月間収入
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パパ
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ママ
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児童手当(2024年9月時点)
月間支出
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住居費
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保育料・教育費
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保険料料(生命、医療保険など)
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水道・光熱費
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通信費
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車費
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パパのお小遣い
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ママのお小遣い
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食費
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日用品費
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レジャー費
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雑費
月間貯蓄
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普通貯蓄(できる月だけ)
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年払い支出用の貯金
ボーナス収入(年間)
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ママ
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貯蓄
年単位の支出
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旅行・帰省など
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固定資産税
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保険料(年払い)
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自動車関連費
現在の総資産
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普通貯蓄
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米ドル建て一時払い終身保険
advice 1 下の子2人分の教育費は児童手当+1万円で準備
長女分の教育費は米ドル建て一時払い終身保険で300万円を準備できているので、下の2人分も同額を準備したいですね。2024年10月から第三子の児童手当が3万円に増額されたので、9年間貯めると約300万円に。第二子の児童手当は1万円なので、長女の児童手当1万円と家計から1万円を加えて月3万円を貯めれば、9年で2人分も同額を準備できます。
advice 2 老後資金はiDeCoで月2万円を積み立てて
老後資金はiDeCoで準備しましょう。iDeCoは60歳未満では引き出せませんがNISAより節税効果が高く、2024年12月の制度改正で会社員の掛金上限が月2万円に。月2万円を30年間積み立てると元本が720万円、平均4%で運用できると1370万円になります。まずはパパ名義で始め、余裕ができたときにママ名義でも始められると、まとまった老後資金を準備できます。
advice 3 介護、障害保障が手厚め。重複がないか見直しを
一般的な30代と比べて生命保険の介護や高度障害の保障がかなり手厚めです。また、全体的に貯蓄を兼ねた死亡保険である終身保険と養老保険が多いので割高になっているのかも。一つずつ詳細を確認し、介護や障害の保障内容に重複があれば整理しましょう。一方で、ママの保険に医療保障が付いていないかもしれないので、保障内容を確認してみて。
result 現状維持でOK。住宅ローン金利の確認を
普通貯蓄もある程度あり、年間収支はプラス。教育費と老後資金のめども立ち、差し迫って困ることはなさそう。今の状態を維持できれば、ママは急いでフルタイムで働かなくても大丈夫でしょう。住宅ローン金利が0.98%と、固定金利にしては低金利なのが気になります。優遇期間終了後に金利が上がるプランではないか、いま一度確認を。
イラスト/二階堂ちはる
※この記事は、2024年12月発行の「ぎゅって 2025年年末年始号 首都圏版」に掲載した記事を再編集したものです