東京・遊び場探訪【大久野遊びの森-いちにち冒険遊び場-@西多摩郡 日の出町】約20年続く冒険遊び場の思い

「プレーリーダー」という、遊びの環境を整えてくれるスタッフを配置した子どもたちの遊び場「プレーパーク」を知っていますか?東京都内でも多くの場所にあり、さまざまなコンセプトのもと、子どもたちの遊び体験に寄り添います。
今回は多摩市にある「大久野遊びの森-いちにち冒険遊び場-」を紹介します。
原点は「わが子と楽しむ里山歩き」

「大久野(おおぐの)遊びの森ーいちにち冒険遊び場ー」は、子どもたちが自然の中で自由に遊べる「プレーパーク」です。運営団体「野山で遊ぼう会」の代表・はなちゃんに、活動の歩みや思いを聞きました。
「野山で遊ぼう会」が生まれたのは今から約20年前。はなちゃんをはじめとした子育て中のママパパたちが、当時まだ幼かったわが子を連れて里山歩きに出かけるようになったのがきっかけでした。

「これが思いのほか楽しかったんです。だったら小学生も連れて行きたいねという話になって」とはなちゃん。こうして「野山で遊ぼう会」が発足しました。
「活動を続けるうちに同じ場所でじっくり遊ぶほうが遊びが深まることに気づいたんです」とはなちゃん。そこで現在の拠点「大久野遊びの森」の地主さんとの出会いも重なり、月2回程度のプレーパーク開催が定着。主にはなちゃんを含む4人のメンバーが運営を担っています。
学校から解き放たれ、世界が広がるきっかけに

同じ町内にある近隣3校の小学校にチラシを配布しており、一番近い小学校に通う子どもたちを中心に、毎回20人ほどの子どもたちが集まります。また少し離れた地域の公園への出張プレーパークも行っているのだそう。
「普段は学校の中の人間関係だけで過ごしている子どもたちが、ここで少し解き放たれて、ほかの学区の子たちと混じって遊べたら、人間関係や世界が広がるきっかけになると思うんです。また自然が身近にある地域ではありますが、子どもたちが自由に入れるかというと、意外とそうでもないんですね。だからこそ、地元の自然の中で思う存分遊んでほしい。平地にはない楽しさを知ってほしいと思っています」。
「教える」のではなくほどよく「見守る」

さらに「やってみたいと思ったら手が出せる状態にしておきたい」という考えから、工作用の端材や木の実など、素材と道具を用意。また寒い時期には七輪を出して、自宅から持参した食べ物を焼いて食べることもできます。2026年2月には、コロナ禍を受けてしばらく中断していたスープ作りも復活しました。
かつてはプロのプレーリーダーに依頼していた時期もありましたが、現在は運営メンバーが現場を見守っているそう。

「プロの方には子どもたちとの関わり方はもちろん、ロープ遊具や手作り遊具の安全管理まで本当にたくさんのことを教わりました」とはなちゃん。その中でも運営スタッフが大切にしているのが、子どもの自主性を尊重する姿勢です。
「ついつい口が出そうになるのをぐっとこらえて、ほどよく見守りながら、子ども目線でいられる大人でいたいと常に意識しています」とはなちゃんは笑顔。
毎年3月には卒業・進級をお祝いする企画を行うなど、地域の子どもたちが一緒に育っていく場を目指しています。

そんな「野山で遊ぼう会」では、運営に参加してくれる大人を随時募集しているそう。遊びに来てくれる子どもたちの保護者はもちろん、プレーリーダーに興味がある人も気軽に見学に来てほしいとのこと。
4月以降の開催日程や開催場所は公式公式Instagramをご確認ください。
大久野(おおぐの)遊びの森-いちにち冒険遊び場-
大久野遊びの森(大久野1152付近)ほか町内公園
月2回程度(雨天中止)、無料
※「大久野遊びの森」は私有地のため、開催日以外は入ることができないのでご注意を
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