公開 :
「東京ペンシルラボ」でえんぴつの秘密を探る工場見学!ワークショップや嬉しいサービスも

お財布にやさしくて、ワクワクや学びも多い工場見学。工場見学マニアによる連載「子連れで楽しむ工場見学」では、親子で楽しめる魅力的な見学施設をお届けします!
東京都葛飾区にある北星鉛筆の工場見学施設「東京ペンシルラボ」。こちらでは、事前予約制で工場見学を受け付けています。だれもが使ったことのある“えんぴつ”について、歴史や豆知識、製造工程などを楽しく学ぶことができるんです!さらに嬉しいサービスについても紹介します。
大きなえんぴつのイラストが目印
京成電鉄「四ツ木」駅から徒歩約5分。住宅街の中に大きなえんぴつが描かれた建物が見えてきます。ここが北星鉛筆の工場見学施設「東京ペンシルラボ」です。

案内板もえんぴつをモチーフにしています。これはホームセンターで「杭」として売られていたものを社長のアイデアでえんぴつのように仕上げたそうです。とってもかわいらしい!

工場見学は有料だけど選べるおみやげ付き
「東京ペンシルラボ」の工場見学は有料ですが、受付時におみやげとしてこちらの4種類から好きな商品を選ぶことができます。
※子ども300円、大人500円。3歳未満は無料。

工場見学開始時刻までは、通路やトイレに飾られた「もくねんさん」の作品を鑑賞したり、商品を見て楽しむことができます。「もくねんさん」とは、えんぴつの製造工程で発生するおがくずから作られたエコな粘土で軽くて丈夫なのが特徴。これらの作品は会長の奥様が趣味として、作り始めたものだそうですが、クオリティの高さにびっくりです!


ほかにも、10Bえんぴつなど、珍しい文房具の試し書きコーナーや顔出しパネルでの記念撮影も楽しめます。

日本で最初にえんぴつを使ったのはだれ?
工場見学のはじまりは、過去に北星鉛筆が紹介された番組映像鑑賞から。えんぴつの製造工程や豆知識がわかりやすくまとまっています。ちなみに、こんなふうに木の板に芯を乗せ、上からまた木の板を乗せてカットするという作り方になっているそうです。実物も展示しているのでわかりやすいですよ。

子どもたちにクイズを出したり、実際に触れさせてみたりと積極的に交流しながら進んでいきます。日本で最初にえんぴつを使ったのは徳川家康だということや、今までの発明についてなど、大人でもたくさんのなるほどがありました。

いよいよ製造工程見学へ
ここからは実際に工場へと入っていきます。「東京ペンシルラボ」では、ガラス越しにえんぴつを製造している様子を見ることができます。すべての工程が見学できるわけではないですが、えんぴつにデザインフィルムを付けていく様子や本数を簡単に数える道具をのぞくことができました。


台があるので小さな子どもでも見やすくありがたいです。ちなみに次女は、見学時の身長が100㎝で抱っこ不要で見学可能でした。

タイミングがよければ、製造工程ででるおがくずを使用した粘土(もくねんさん)を作っているところも見ることができます。


鉛筆神社とは?
つづいて、建物前にある小さな神社へと移動していきます。こちらは短くなったえんぴつを供養する「鉛筆神社」です。よく見ると、鳥居にもえんぴつの形が採用されていますね!北星鉛筆では、5cm以下の短くなったえんぴつ5本を持っていくと、新しいえんぴつ1本と交換してくれます。古くなったえんぴつをここで供養してくれるようです。

最後には質問タイムが待っています。工場見学を通して疑問に感じたこと、気になったことを直接聞くことができる貴重な機会ですので、ぜひ疑問を探しながら見学してみてくださいね!
お得な売店やえんぴつのつかみ取りも
ここまで約1時間で工場見学は終了ですが、希望者は別途有料(500円)で「もくねんさん」を使った粘土体験ができます。所要時間は30~60分で作品が完成次第、各自退室可能となっています。

また、工場内にある売店では、通常価格よりも30%オフでお得に買いものも楽しめます。(一部除外あり)鉛筆だけでなく、耳かきや水彩画セットなどもありましたよ。さらに子ども300円、大人400円でできる鉛筆のつかみどりもあります。小学生低学年の長女が挑戦した結果、約30本ゲットすることができました!

春休み期間もまだまだ空きあり
「東京ペンシルラボ」の工場見学は基本的に平日のみの開催です。春休みや夏休み期間も比較的予約のとりやすいスポットですので、気になる方はぜひお早めにチェックしてみてください!空き状況や予約は公式ウェブサイトより、ご確認いただけます。ちなみに2025年2月末現在、春休みの空きは、まだまだありましたよ!