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3人目は在宅・時短なしで育休復職、それでも1番ラクだった理由
上から下まで4歳差、3人の子どもを育てています。年の差がぎゅっと詰まっているため、3人とも保育園児の頃は仕事と家庭の両立が大変でした。とくに育休明けはなかなかペースがつかめず、毎日疲れ切っていたなと、振り返って思います。
1人目の育休復帰後は家事に必死
1人目は産後半年で職場復帰しました。1年間育休を取ることもできたのですが、保育園の4月入園に合わせ、育休を切り上げました。復職後しばらくは、授乳や夜泣きがあったので体力的にキツかったのと、帰宅後に家事をこなすことが大変だった記憶しかありません…。
当時はドラム式洗濯乾燥機、食洗機、ホットクックなどの便利家電を持っておらず、今よりずっと家事に時間を取られていました。復職前に家事の効率化をもっと考えていればよかった…と後悔した1人目の育休明けでした。
2人目の育休復帰は仕事に対する焦りが募る
1人目の育休復帰の大変さに懲り、2人目の育休は1年半取得しました。保活激戦区に住んでいるため、0歳4月入園のタイミングを逃すと保育園が決まらないリスクがありましたが、悩んだ末、無理に復職しないことを選びました(結果、保育園は決まったものの、きょうだい別園になりました)。
2人目の育休中は子育てしやすい部屋づくりと家事の省力化を図りました。これらの工夫をブログにも書き始め、振り返ると「暮らし」についてよく考えた育休期間だったと思います。徹底的に「暮らし」と向き合ったおかげで、復職後は夜9時に家事から開放される生活が叶いました。
とはいえ、1人目と比べて仕事と家庭の両立がラクになったのかというと、そうではありませんでした。子どもが2人に増えたことで、子どもの病欠で急遽仕事をやすまないといけない回数が2倍になったのです。復職後は、1年半ものブランクがある上、よく会社も休んでしまい、仕事に対する焦りが募りました。
3人目の育休復帰がラクだったワケ
3人目は1年きっかりで育休から復職しました。一方、子どもは4月入園のため、まだ保育園には通っていません。通うまでの間は、夫に育休をバトンタッチして復職することにしたのです。
朝に子どもを保育園へ連れていくこともなく、仕事中に子どもは園で楽しく過ごしているかなと気に病むこともなく、園から「熱が出ました」との電話に怯えることもない復職は3回目にして始めて。「仕事“だけ”できるのは5年ぶり!」と夫が作った夕飯を食べながらつぶやくと、「最高でしょ?」と返ってきました。うん、最高です。
パパの育休を2回に分けて取得してみた
3人目のとき、夫は育休を「2回」取得しました。当時は2回まででしたが、現在では、「産後パパ育休」として産後8週間に2回、その後1歳までに1回の合計3回に分けて育休が取得できます。夫もこの制度を利用し、1回目は私の産後8週間に、その後一度仕事に戻ったものの、私の復職に合わせて2回目の育休を取得してくれました。
育休復帰前の夫にかけた言葉
夫の2回目の育休は当初3カ月間の予定でした。ですが、コロナの影響で保育園が休園になり、蓋をあけてみると半年間の長期に渡った育休になりました。復職が迫ってきたある日、ふだんは飄々としている夫が、「仕事できるかな…」とめずらしく弱音を口にしました。
「復職のアドバイスある?」と聞かれたので、「電車乗って会社行き、机の前に座っているだけでエライ!って意識的に思うようにしていたよ」と答えました。夫自身は忘れていましたが、これは2年前の私の復職のときに夫がかけてくれた言葉。そっくりそのまま返しました。
この4月ですでに復職された方や、これから慣らし保育が終わり復職される方も多いと思います。皆さまの新生活を心より応援しています!
育休復帰を3回経験して分かったことは、男性育休の重大さでした!