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「91%が住んでよかった」と回答するまち・尼崎市が開設、直球ワードで迷わない!子育てポータルサイト「AMANISM with Kids」

自治体のWebサイトは難しい情報が多く、知りたいコトがなかなか見つからない…という経験ありませんか? 尼崎市が、分かりやすさ、見やすさにこだわった新たな子育て情報発信サイトを立ち上げたと聞き、&あんふぁん編集部が話を聞きに伺いました。
尼崎市では、2024年10月に子育て情報発信サイト「AMANISM with Kids」を開設。同サイトでは、必要な情報が「パッと見て分かる」ように、情報量や伝え方など、さまざまな工夫が凝らされています。Webサイトを開設した背景や子育て支援策、今後の展望などについて、尼崎市秘書室広報課の課長・北さんと係長・掛江さんに話を聞きました。
直球なカテゴリー名とシンプルなキーワードで、とにかく分かりやすい!「AMANISM with Kids」
――「AMANISM with Kids」を立ち上げた理由を教えてください。
尼崎市では、「人」や「暮らし」に焦点を当てた「AMANISM(アマニスム)」というWebサイトを2023年3月に開設しました。こちらでは、「尼崎に住んでよかった 91%」「まちのイメージが良くなった 64%」といったデータとビジュアルなどで、分かりやすく尼崎市について紹介。また、元々の行政のエリア分けではなく、尼崎に新しく引っ越してきた人でも分かりやすい鉄道13駅をベースに8つに区分し、まちの魅力を紹介しています。


一方で、子育て世帯向けの一目見て分かりやすいWebサイトがなく、必要な情報をしっかり届けるのが難しいという課題がありました。そこで、AMANISMから派生する「AMANISM with Kids」を立ち上げました。
「AMANISM with Kids」では、大きく5カテゴリーに分類。尼崎市のことをよく知らない人でも、親しみやすく、興味を持ってもらえるようにと、情報をギュウギュウに詰め込むのではなく、ところどころにイラストを配置し、シンプルで分かりやすい表現を徹底しています。さらに、詳しい内容を知りたい人のためには、市のWebサイトへのリンクも設けています。
――「おカネのこと」など、カテゴリー名も直球で分かりやすいですね。


尼崎市では、2024年度からの3年間で40のアクションに50億円を投資するという「あまがさき子ども・子育てアクションプラン」に基づいて、子育て支援策の充実に取り組んでいます。このアクションプランは、子育て世帯の「経済的・時間的・心理的な負担の軽減」を目指しているのですが、それをベースにカテゴリー名を工夫。「まちのこと」「おカネのこと」「あずける」「安心」「学校のこと」と、日常のシーンに寄り添うカテゴリー名にしました。
仕事も子育てもフル応援!尼崎市が40のアクションプランを進行中
――「あまがさき子ども・子育てアクションプラン」が目指していることを教えてください。
単に「子育てしやすいまち」というだけではなく“「働く」も「子育て」も応援するまち”を目指しています。
例えば、2024年度は、保育料を阪神間他都市の水準以下に引き下げたり、元々は訪問型しかなかった産後ケアも通所型・宿泊型をスタートさせました。また、2025年7月からは、子どもの通院にかかる医療費助成の対象を高校生まで拡大。夏休みなどの長期休業期間中に、児童ホーム(学童保育)やこどもクラブ(全市立小学校にあり、登録すれば遊びや自主学習などをしながら放課後や長期休業日などを過ごせる居場所)への昼食用弁当を配送するサービスも始まっています。
さらに、従業員に対し独自の子育て支援を充実させるなど、「仕事と子育ての両立支援」に積極的に取り組んでいる企業を表彰する制度も創設しました。
このほか、子育て世帯に向け、リーズナブルな家賃で自由にDIYが楽しめる市営住宅を用意し、戸建住宅を購入する際の補助制度なども整備。定住や転入の促進につながることを期待しています。
――今後、「AMANISM with Kids」はどのような役割を担っていくのでしょうか?
「あまがさき子ども・子育てアクションプラン」に基づき多彩な取り組みが進行中なので、新たな支援制度がスタートするときには情報を更新。より多くの方に尼崎で子育てをする魅力を知っていただけるよう発信を続けていきます。とはいえ40項目ありますので、見やすさを重視して取捨選択をしながらにはなりますが(笑)。Webサイトをご覧いただいた方から「へぇ!」という驚きや関心の声が聞けたらうれしいですね。
尼崎市は、阪神・JR・阪急の3つの鉄道が通り、大阪・神戸などへのアクセスが良好です。市域はコンパクトで平坦な地形のため、自転車やベビーカーの移動もスムーズ。さらに、再開発が進む駅周辺と、昔ながらの下町のバランスも良く「暮らしやすいまち」として進化を続けています。
「どこに住もうか迷っている」「尼崎ってどんなところ?」という方は、ぜひ一度「AMANISM with Kids」をのぞいて今の“尼崎の魅力”と“尼崎の底力”を知ってほしいです。
まとめ
親しみのあるイラストと、キャッチーなタイトルに思わずクリックしたくなる「AMANISM with Kids」には、今の尼崎の魅力がギュッと詰められています。毎年実施されている市民意識調査でも「尼崎が良くなってきた」と感じている人が増えてきているのだそう。梅田や神戸へのアクセスも便利で、土地の値段が周りの市に比べてお手頃な尼崎市。ぜひチェックしてみてください。
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企画・編集/&あんふぁん編集部