子どもたちの夏休みの食事を支える!「こどもごちめし」で5.4万食を無償提供

地域の飲食店をこども食堂化するサービス「こどもごちめし」を知っていますか?運営するNPO法人「Kids Future Passport」と大手飲食企業3社が連携し、7月22日(火)から子どもたちの「夏休み期間中の食の不安」を解消するため、全国で5.4万食の無償提供を開始しました。気になる内容や利用方法をチェックしてみましょう。
困窮する子どもたちを支える「こどもごちめし」
「こどもごちめし」は、困窮と向き合う子どもたちにより広くお食事を届けたいと2023年7月にスタートした活動です。ボランティアだけに頼るのではなく、ITデジタルを利活用した“こども食堂のDX化“によって、社会を巻き込んだ仕組みです。この仕組みを使い、子どもたちに栄養満点の食事を提供することで、みんなが幸せな気持ちになれる、そんな活動になっています。

プロジェクトの背景は?
特に給食のない夏休みは、毎日の食事に困る子どもたちがたくさんいます。「認定NPO法人グッドネーバーズ・ジャパン」が同団体運営のフードバンクを利用する低所得のひとり親家庭を対象に実施した調査では、長期休み中に約40%の家庭で「子どもが1日2食以下になる」との回答があり、深刻な状況が浮き彫りに。
成長期の子どもたちにとって、3食の食事はとっても大切!そこでこの夏、「こどもごちめし」を通じて、大手飲食ブランドである吉野家・モスバーガー・はなまるうどんが連携し、クラウドファンディングの支援も加わって、全国の子どもたちへ温かい食事を届ける取り組みが実施されることになりました。

提供数は、吉野家3.5万食、モスバーガー1万食、はなまるうどん3千食、こどもごちめしクラウドファンディング6.1千食、併せて合計5.4万食、対象は中学生までの児童・生徒です。
※食事チケットは無くなり次第終了
※吉野家・モスバーガーは一部店舗を除く
※はなまるうどんは東京都内45店舗が対象
※モスバーガーは全メニューが対象ではありません
利用は「こどもごちめしサイト」から
「こどもごちめし」はGigi株式会社の有するGOCHIプラットフォームを利用しています。利用したい場合は、オンライン上で「こどもごちめし」へ登録をしてから、デジタルの食事チケットをお店で提示して使います。「Kids Future Passport」のHPでは、詳しい利用方法が動画で載っているので、そちらもぜひ確認してみてくださいね。

利用したい店舗を選択する

使用できる食事チケットを選択し、お店の従業員がバーコードを読み込むと支払いが完了
代表理事の中本真理子さんは、「子どもたちが待ちに待った夏休み。しかし学校給食がなくなるこの時期は、子どもたちの「食」に関する課題が顕在化しやすい時期でもあります。そのため私たちは、夏休み期間中の食支援が重要であると考え、今回の取組みを行いました。そして皆様からのご協賛、ご寄付により、多くの子どもたちへ温かい食事を提供できることとなりました。この活動を単発で終わらせることなく、すべての子どもたちが笑顔で過ごせる社会を目指し、今後も継続的に取り組んでまいります。」とコメントしています。
NPO法人 Kids Future Passport HP:https://kids-future-passport.org/
「こどもごちめし」の利用:https://kodomo-gochimeshi.org/