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子育てにも「風の時代」到来。重視したい3つの子育てポイント
スピリチュアルの世界では、2024年末から「風の時代」が到来すると言われていることを知っていますか? 200年に一度という時代の変化が訪れるとしたら、子育てにはどのような影響が考えられるのでしょうか。
今回は占い師の筆者が、風の時代という観点から、子育てで重視したいポイントを紐解きます。
「風の時代」ってどういうこと?
「風の時代」を聞き慣れないという方もまだまだ多いと思います。まずはほんの少しだけ、「風の時代」とは何かを解説しましょう。
占星術で、冥王星が水瓶座に留まる時期のこと
占星術では、惑星がどの星座の方角にあるかでさまざまなことを判断します。そのなかでも「風の時代」は、冥王星が水瓶座の方角に留まる時期のことです。
冥王星に限らず、地球から見た惑星は常に動いていますが、そのなかでも冥王星は動きの少ない惑星です。一度、星座を移動すると、約200年はそこに留まります。今は冥王星が、山羊座から水瓶座へと移動するために右往左往している時。水瓶座へ行ったり、山羊座に戻ったりしていましたが、11月20日に水瓶座へと移動すれば、もう山羊座へ戻ることはないのです。
冥王星が教えてくれるのは、時代の風潮
200年も同じ星座に留まることから、冥王星は大きな時代の流れを教えてくれると考えられています。
これまでの200年、冥王星がいたのは山羊座の位置です。山羊座は「安定感」や「物質的なもの」を重視する「土」の性質をもっていたことから、「土の時代」と呼ばれていました。そして、これから冥王星が移動していく水瓶座は「風」の性質をもっていることから、冥王星が水瓶座に留まる時代が「風の時代」と呼ばれています。
200年に一度の、時代の大きな変わり目に立ち会っていると思うと、ちょっとロマンを感じるかもしれませんね。
「風の時代」に合った子育てとは?ポイント3つ
それでは、風の時代にはどのような子育てのポイントがあるのでしょうか? 筆者が、これからの子育てで「重視すると良いだろう」と考えているポイントには、次のようなものがあります。
精神的な価値のあるものを選び取る
わが子にとってはもちろん、パパやママにとっても、精神的に価値のあるものを選び取る工夫をしていくと良いでしょう。
これまでの土の時代に比べて、風の時代は「金銭面で価値のあるもの」「みんなが持っている、安定感のあるもの」よりも「自分(子ども)の精神が満足するもの」が求められるようになります。
あれもこれも購入するのではなく、自分が本当に欲しいと思っているかどうかをよく吟味すること。また物の購入だけではなく、音楽、スポーツ観戦、演劇、美術、自然体験などにコストをかけること、さらにはできるだけコストをかけずに癒しの時間を取ることなども、ますます重視されていくでしょう。
自由度の高い選択を認める
いわば人生の成功パターンのようなものが決まっていた土の時代に比べて、風の時代はどんどん自由度が高くなります。大人の世界でも、リモートワーク・副業の普及やフリーランスの登場によって、すでに多くの選択肢が出てきていることを感じている方も多いでしょう。こうした風潮はますます拡大することが予想されます。
次々と変化が起こる状況のなかで、子どもたちが成長した後も満足度の高い人生を送れるようになるためには、人生の決定権を自分自身で持っている必要があります。
子どもが何かを選択しようとしたとき、もしそれが既存の枠にとらわれないものだったとしても、できるだけその選択を尊重してあげたいものです。人は、自分で選択したことの責任は、例え失敗したとしても自分でとろうと考えます。しかし自分以外の誰かが決めたことを失敗した場合、納得がいかずそのまま挫折してしまうケースはとても多いといえるでしょう。
変わりゆく時代の流れのなかで、子ども自身が人生をポジティブに送るためには、型枠にはまらない決断を応援してあげることも大切です。
決断力を育む
風の時代は自由度の高い時代ですが、だからこそ重要になるのが決断力です。多種多様な選択肢のなかから、自分が何をどうするか常に選択していかなければ、押しの強い人に流されたり、意図せず利用されたりしてしまうことも無いとはいえません。
特別、自分で選び取らなくても「みんながやっているようにやれば一定の生活ができる」という時代は、終わりを告げようとしています。
ぜひ、今日は何を着るか、この時間は何をして遊ぶか、レストランで何を食べるか、勉強はいつするか、自分で決断をする習慣を身に付けてください。柔軟な思考を巡らせて自分で決めることに慣れていると、万一のトラブルや大きな変化に遭遇したとき、どう行動したら良いかを瞬時に判断できるようになるでしょう。
風の時代を豊かな発想で迎えましょう
水瓶座は、自由と創造、そして知恵の星座です。地(土)水火風の分類では風の星座に属し、決まりごとにとらわれない、自分で未来を開拓するエネルギーに満ちあふれています。
でも自由ということは、先が読めないということ。わが子が大人になる時代には、パパやママが想像もしていなかった生活のしかたが、日常になっているかもしれません。
「将来、会社で働いて、年齢を重ねて……だってみんなそうだもんね」と、みんなが漠然と考えていたあの頃と違って、「将来こういう暮らしをするんだな」という推測がつきにくいため、子どもたちはパパやママ以上に不安を抱えながら成長しているのかもしれません。
でも自由な時代そのものは、決して悪いものではないはずです。子どもたちが新たな時代に大きく羽ばたいていけるよう、知恵と想像力を育みながら、ゆったりと見守ってみてはいかがでしょうか。