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想定外スギ!子どもが高級枕を切り刻んだ!?ママはどこまで受けとめられる?

子どもの想像力を育むことは大切。でもそれが想定外だとしたら…

子どもの行動は、親の想定外の「よくぞここまで!」と思うようなことをやってのけてくれますよね。わが家の3人の子どもの場合も、いろいろ驚かされることがいっぱいです。

私自身は、子どもの想像力を育むことはとても大事なことだと常々思っています。
先日絵本作家さんの講演会に行ってきました。その人のお父さんは、絵本をらくがき帳代わりにしようが、はさみで切って遊んでも、叱らなかったとのこと。それを聞いて、わが子たちにもそんな環境を作ってあげられたらなぁ、と改めて感じました。
ですが、頭で思っていることと実際の私の行動には大きなギャップがあるようで…。今回は私が本気でキレてしまった「わが家の高級枕」についてのお話です。

子どもの誕生日にプレゼントした高級枕

みなさんのお子さんは、枕を使っていますか?
わが家では、3歳の誕生日、何をプレゼントしようかと悩み、「3歳くらいから枕を使うといい」という情報を得て、どうせ買うならきちんとしたものを!と意気込んで購入しました。
高級枕の代名詞のようなテンピュール。子どもたちの成長や体のことを思い、よいものを与えたいという親心でした。

しかし、まだまだ3歳児、とんでもない寝相です。「枕ってなんだっけ?」と思うような寝相。枕は早かったのかもしれません。

高級枕をわきによけ、妹の上で爆睡中!

枕がまさかの!?異変に気付いた私は…

ところで、スクイーズってご存知ですか? 発泡ウレタンでできた柔らかいスポンジのような素材で、握りつぶして遊ぶグッズです。
少し前に子どもたちの間で大流行しました。スクイーズだけを扱う専門店が登場したりもしましたね。

スクイーズ。にぎにぎしてその触感を楽しみます

ある日、私が子どもの枕を触った時、「うん?形が変?」と異変に気づきました。
カバーを取り外してみると、この惨状。2か所の角が切り取られていたのです。まぁ、子どもたちも、ばれないよう最小限にしておいたんでしょうが、「子どものために」、「体にいいものを」と奮発して購入した高級枕の姿に母はガクゼンとしました。

子どもたち3人を呼びつけ、「なにしてんのー!」大声あげて叱りつけてしまいました。加えて「いくらしたと思ってんの?」という言葉まで添えてお説教。
切ったものを持ってこさせたものの、1か所はなんとか出てきたピースでなおりそうでしたが、大きく切りとられた方は、あきらめるしかなさそうです。
そこで先ほどの写真にあった食パンのスクイーズ。それを使って母の意地で修復しました。

触り心地はいまいちですが、枕へのこだわりと意地でなんとか体裁は整えました

子どもの豊かな想像力だと受け止められるようになりたい!

子どもたちが、にぎにぎして気持ちいいと思うのもよくわかります。確かに気持ちいいですものね。
その気持ちいい感触から、すばらしい想像力で自分たちのおもちゃに変身させた子どもたちってすごい!と思いたいですが、私には枕を切り刻まれてにぎにぎおもちゃと化した惨状を大きな心で受け止めることはできませんでした。
子どもの豊かな想像力だと受け止められるようになりたいと思いながらも、こんなことなら、母こそ安眠をもたらす高級枕を買っておけばよかったといまだに少し根に持っている私です。

ライター

絵本専門士鳥山由紀の画像

絵本専門士 鳥山由紀

絵本専門士、絵本セラピスト(R)。 乳児親子向け施設、小学校等絵本読み聞かせの他、絵本に関する講演・執筆、大学講師等。2021年絵本販売店「絵本選書・販売 月のクローバー」を開業、イベント等にて出店。2017年より、京都市保育士会機関紙「ほほえみ」連載中。2018年から絵本読み聞かせと箏演奏のユニット「ことえほん」を立ち上げ活動中。3児の母。 ブログ「えほんらへん」

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