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寝起きのぐずぐず30分が5分に!うまくいった2つの作戦

朝が苦手な子どもたち、どうやって起こしていますか?

お子さんの目覚め、いかがですか?
わが家は3人の子どもがいますが、どの子もなかなか起きてくれません。知り合いの子どもは自分で目覚まし時計で起きてくると聞き、そんな子がいるのかと仰天しました。
わが子たちは1歳を過ぎ、おしゃべりもできるようになった頃から、起こしても起こしてもなかなか起きてくれず…。いえ、無理やり立たせたら起きることは起きるのですが、起きた後、朝ごはんを前にして座ったままでなかなか進まない、着替えさせるのも機嫌が悪くて泣くか怒るか。まともに動き出すまでに30分はかかってしまうのです。
朝の30分、働く母にとってはとても貴重。こちらもイライラ、子どももごきげん斜めで…。

今回は、そんな状況を打破するためにどうやったら効率よく、気持ちよく起きてもらえるか、わが子にいろいろ試した中で一番効果的だったものを紹介します。

きょうだい重なり合っても爆睡です。さて、これを起こすにはどうしたものか…

やさしい歌声で、こちょこちょ遊びも取り入れて!

声をかけてもかけてもなかなか起きてこない!するとこちらも、イライラ~っとして、「早く起きて!」と大声を出したくなりますが、そこはグッとこらえて。やさしい歌声で少しずつゆさぶりをかけていきます。
わが家の定番は、ふれあい遊びの「きゅうりができた♪」
歌にあわせて、なでなでしたり、ゆさゆさしたり、トントン切って、最後は「いっただきまーす」で、こちょこちょ。
いきなりくすぐると、子どもも不機嫌になりがちですが、その前のゆさゆさで少しずつ目覚めているようで、こちょこちょが来る頃には、半分目覚めて身構えています。
くすぐることで完全に目覚めたら、「つかまって~!」と声をかけて起き上がるのを手伝って(←これ大事!あくまでも「一方的」でなく「一緒に」のスタンスで)、よいしょと立たせて仕上げです。

朝からアクロバティックに、ひこうきブンブン

歌で起こす方法がちょっとじんわりなのに対して、こちらは激しめ。カウントダウンで飛行機が飛び立ちます。
「朝ですよ~。飛行機出ますよ~。もう行っちゃうよ!5・4・3…」で、小さい頃はすねに乗せてわきを支えて、少ししっかりしてきたら、足の裏に乗せて高く飛行機。少し揺らしてあげると目覚めるようです。行けそうな時は、飛行機を通り超して、くるりんぱで頭の上に着地させます。
「もう1回!」となることも多いですが、アクロバティックな動きにスッキリ目覚めて、その後の動きはスムーズです。

「きゅうりができた」や「ひこうき」は、親にとっては大変そうですが、時間にしたら5分程度。エンジンがかかるまで30分かかっていたことを思うと、その後の動きがスムーズになるので、親子で楽しく朝を迎えられるうになりました。

太陽光を浴びさせて、じわじわ、少しずつ

太陽光を浴びることが、体を目覚めさせるホルモンを分泌させるということもわかってきています。脳の専門家の書籍によると、朝の光を室内に取り入れ、音楽をかけるなど少しずつ環境を整えていく、大きな声を出さずにやさしく声をかける、そうやって徐々に起こしてあげるのが、一番いいそうです。
小学校高学年にもなるわが家の子どもたち、さすがに「ひこうきブンブン」は厳しいので、最近はまずは早めにカーテンをあけるようにしています。

夏休みも終わり、幼稚園・学校が始まる時期です。
夏休みの朝は少しゆっくり、というお子さんも多かったかもしれません。
スムーズに幼稚園・学校生活に慣れるためにも、まずは生活リズムを整えて、早めに寝るのが鉄則です。どんなに朝にがんばっても、睡眠時間が足りていなければスッキリ起きられません。
それぞれにあった方法があると思いますので、いろんな方法を試して、親子ともども、ストレスをためず、気持ちよく朝を迎えられるようにしたいですね。

ライター

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絵本専門士 鳥山由紀

絵本専門士、絵本セラピスト(R)。 乳児親子向け施設、小学校等絵本読み聞かせの他、絵本に関する講演・執筆、大学講師等。2021年絵本販売店「絵本選書・販売 月のクローバー」を開業、イベント等にて出店。2017年より、京都市保育士会機関紙「ほほえみ」連載中。2018年から絵本読み聞かせと箏演奏のユニット「ことえほん」を立ち上げ活動中。3児の母。 ブログ「えほんらへん」

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