あんふぁん 東京版 2018年3月号

- ページ: 32
- 「じゃあ このえほんの えを うまく かけたじゅん!」 そこへ ちかくにいた ガーコたちや ハテナとコスモも 「え〜!」 くわわって ぼくも わたしもと おおさわぎ。 みんな じぶんが いちばんに よみたいのです。 「このほん ぼくが さいしょに…」 プッチオンが あわてて そう いいかけたとき 「じゃあ はなしあって きめましょう!」 パッチワーニが おおきな こえで いいました。 すると ガーコが いきおいよく てを あげました。 「ガーガー! なまえが あいうえおの じゅんに きまってる!」 「え〜!」 ガーコが いちばんになる じゅんばんは はんたい されました。 みんなに
えが とくいな パッチワーニに つごうのいい じゅんばんも みんなに はんたい されました。 「す ご ー く よ み た い ひ と か ら は?」 「え〜! そんなの みんなだよ!」 コスモの あんでは きまりません。 「ほんを とったのは ぼくが いちばんだったのに…」 プッチオンは じぶんの きもちを いえないまま みんなが どんどん はなしを すすめていくので かなしくなって しまいました。 なかなか いいあんが でず みんなが だまったとき ふと ふしぎそうな かおをして いいました。 ハテナが
2018.3 東京
32
- ▲TOP