あんふぁん　東京版　2025年12月号

カテゴリ：あんふぁん／東京
作成日： 2025/10/29 14:07:49
要約：

ページ： 15
子育てファミリーの診断マイホーム関連費の負担大 2人目を望んでもいい？今回の相談者は、「仕方ないから」と思って、ついつい出費がかさみがちなママ。教育費や繰り上げ返済資金などの計画的な貯蓄法を、お金のプロがアドバイスします。家計簿 ●月間収入パパママ児童手当売電 350,000円 230,000円 10,000円 4,000円合計 594,000円 ●月間支出住居費教育費（保育料を含む）保険料水道・光熱費通信費パパのお小遣いママのお小遣い食費日用品、レジャー費医療費家電や家具等のローン使途不明金 180,000円 50,000円 25,000円 19,000円 16,000円 30,000円 10,000円 80,000円 35,000円 5,000円 73,000円 31,000円合計 554,000円 ●月間貯蓄普通貯蓄（児童手当） NISA POINT 1 ●ボーナス（年間）・収入パパママ 1,050,000円 900,000円合計 1,950,000円 ●年単位の支出旅行・帰省など固定資産税使途不明金 200,000円 140,000円 760,000円合計 1,100,000円 ●年単位の貯蓄・普通貯蓄 850,000円 ●現在の総資産普通貯蓄（うち生活防衛費300万、車購入費400万） 8,500,000円 NISA（老後用） 5,000,000円私大理系の学費は総額約570万円。児童手当を全て貯めると約240万円になり、プラス月 1万8000円を15年間貯めればほぼ準備できます。私立中学校の学費は月換算で約13万円なので、約7万円のローンが終わればやり繰りできそう。ただ、子どもが2人になった場合は同じ進路になる可能性が高く、2人を私立中学校に通わせるなら思い切った家計の引き締めが急務に。相談内容 3年前にマイホームを新築。家具や家電をそろえるのに使途不明金が増えていますが、楽しみでもあるので仕方ないと思っています。大学は私大理系までを想定。本人の適性によっては私立中学校も視野に入れたいです。最近は2人目が欲しいと思っているものの、1人のつもりで新居を建てて住居費も奮発して 10,000円 30,000円学費は児童手当+αで準備 1人なら私立中学校も可能 N.Nさん（愛知県／36歳・会社員）パパ（44歳・会社員）、長女（3歳）の3人家族、持ち家ありしまったため、お金の心配が尽きません。 POINT 2 目的別の先取り貯蓄を。繰り上げ返済資金は必須収入は高いのに使途不明金が多く、貯蓄が収入の1割強と少なめ。毎月目的別に先取り貯蓄をし、ボーナス時は増額する仕組みを作る必要があります。目的は教育費に加えて、繰り上げ返済資金を。変動金利で借りていて借入額が多いから、残高は減っても金利が上昇すると返済額が増える傾向に。それに耐えるために、繰り上げ返済資金を今から作りましょう。 POINT 3 車や家具や家電の購入もローンを組まずに準備して現状では車の購入費を用意していますが、家具や家電、給湯器の買い替えに向けた貯蓄も必要です。今後はローンを組むのではなく家電やリフォーム費用を現金で払えるように、先取り貯蓄をしましょう。また、老後資金用には積立期間中の税金が安くなるiDeCoを利用するのがおすすめ。節税効果により、第2子の保育料の軽減につながるかもしれませんよ。教えてくれたのは… 前野彩さん FPオフィスwill代表。ファイナンシャルプランナー。働く女性や子育て家庭を中心とした相談、講演などを行う。著書に「教育費の不安にこたえる本」（日経BP）他多数。相談者募集中あなたも FP に家計簿診断してもらいませんか？家計が厳しい、収入が上がらない、将来が不安、管理の仕方が分からない…と悩んでいる方、ぜひ応募してくださいね。 15 東京　2025.12 随時募集中診断結果子ども2人を育てられる家計管理を目指して具体的な貯蓄目標がなく、収入が高いからこそ「仕方ない」と使っているようですが、これが続くと貯蓄がどんどん減ることに。目標を決めて先取り貯蓄し、予算の中でやり繰りする習慣を身に付けましょう。第2子かお金かで迷うなら、お金は後から取り戻せます。子どもを優先して、2人を育てられる家計管理を目指してほしいと思います。 ※2025年8月8日時点の情報です。法令・制度は変更になる場合がありますイラスト／二階堂ちはる
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