ぎゅって 首都圏版 2025年1月号

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- 子どものその症状、
かも!?
脱水症状は夏になりやすいイメージが強いかもしれませんが、
教えてくれたのは
高座渋谷つばさクリニック
内科・小児科
院長
武井智昭先生
医療法人つばさ会 高座渋谷つばさクリニック
内科・小児科院長。0歳から100歳まで幅広
く診療を行う傍ら、さまざまな講演やメディ
ア出演を行っている。
実は冬にも注意が必要です。中には、知らないうちに重症化してしまうケースも。
そんな冬の“隠れ脱水”への対策について、小児科医の武井智昭先生に聞きました。
Q
気付かないうちに
A 空気が乾燥し、
水分が奪われてしまいます
健康維持に必要な水分やナトリウムなどの電解質が、体内か
ら失われてしまうことで脱水になります。夏は汗をかきやすく
自然に水分補給しますが、冬は湿度が下がり空気が乾燥する
季節。気密性が高いインナーを着たり、暖房が効いた室内に
居たりすると体が乾燥して少しずつ水分が失われ、自覚がな
いまま脱水状態になってしまうことがあるのです。
Q
A こまめな水分補給を。厚着、
室内の温度・湿度にも注意
一日に必要な水分量は幼児の場合、体重1㎏あたり100mlが目
安ですが、腎臓が未発達で水分が抜けやすいため多いに越し
たことはありません。また、喉が渇いたと感じる時点で、す
でにかなりの水分が抜けていることもあるため、1時間ごとに
少しずつ水分をとりましょう。また子どもは代謝が良いので、
汗をかき過ぎないよう少し薄着でもOK。屋内の場合、大人よ
り1枚少なめが丁度良いです。暖房の温度は22~23℃くらい
にして、温風が直撃しないようにしましょう。30分~1時間を
めどに窓を開けて温度調節をしたり、乾燥対策として加湿器
を使ったり、ぬれたタオルを干したりするのもいいでしょう。
Q
A まずは水分補給、
そして体を冷ましてあげて
一番は水分補給。ただ、水では体液が薄まり、かえって体調
が悪化することもあるので、塩分などの電解質が含まれるド
リンクが理想です。体が熱いようであれば、涼しいところで
休ませたり、服を脱がせて脇や首周りを中心に冷ましたりし
てあげて。この脱水への対応は、夏・冬、そして大人も子ど
もも同じです。
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首都圏版 2025.1
イラスト/末益ひろこ
子どものこんな症状
子どもの
こんな症状に注意
に注意
□ 汗の量が多くなっている
□ 尿の量が少ない、色が濃くなっている
□ 口の中や喉が渇いている、
つばが少ない
□ 顔や体の皮膚が乾燥して
艶・張りがない
□ 唇がかさついている
□ 足に筋肉痛があったり、
力が入りにくかったりする
□ 頭痛がある
□ 集中力が低下している
□ 過度に眠たくなる
□ 目がくぼんでいる
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