ぎゅって 首都圏・関西版 2026年2月号

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- 、どうしている?
幼稚園や保育園では、性教育についてどのように子どもたちに伝えているのでしょうか?
3園の先生に聞きました。おうちでの声掛けや実践の参考にしてみて下さい。
光明第一保育園(東京都八 王子市)
赤ちゃんが
生まれるって
すごいね!
「絵本や水着のイラスト、
人形などで伝えています」
5年前、子どもたちの「のぞきっこ」をきっかけに、全園児にはプ
ール前に絵本『だいじだいじどーこだ?』
(大泉書店)や水着のイ
ラストを使い、
「プライベートゾーン」のお話を始めました。また、
年長児には冬に小学校入学準備として、法人全体で「いのちの授
業」を実施。胎児人形や疑似産道を通して、子どもが見て触れて、
楽しく学べるように工夫しています。子どもに対しては、恥ずかし
いことではなく大切なこととして、真剣な表情で、分かりやすい言
葉で伝えることを心掛けています。
疑似産道(上)や胎児人形(右)で命の尊
さを体感的に学ぶ取り組みも
アスクおぎくぼ保育園(東京都 杉並区)
「子ども同士で話し合う時間を
設けています」
『だいじだいじどーこだ?』
(大泉書店)
『ふわふわとちくちく』
(日本図書センタ
ー)等の絵本や、ワークを活用。子どもの意見を引き出します
相手のからだに興味を持つ場面や、言葉が強くなるトラブル、
「女
の子は青じゃないよ」といった先入観のある発言が増えたことをき
っかけに、性について子ども同士で話し合う時間を設けました。春
は「からだの大事なところ」
、
夏は「着替え方」と「多様性」
、
秋は「言
葉の使い方」など、季節ごとにテーマを設定。短く分かりやすい
言葉で伝えたり、絵本を活用したりすることで、子どもたちも自然
と意見が出てくるように。日常の着替えでも意識する姿が見られ
るようになり、自分も相手も尊重する関わりが増えました。
ほっぺるランド渋谷(東京都渋谷区)
「手作りの人形や
パネルシアターで伝えています」
手作りの人形やパネルシアターを使っています。内容は固定せず、
子どもたちの関心や園での出来事、性犯罪などのニュースを踏ま
え、看護師を中心に職員間で話し合いながらテーマを設定。昨年
度は、写真を撮られそうになったり「からだを見せて」と言われ
たりした時の対応を、パネルシアターで再現して話しました。言
葉選びに配慮し、やさしくストレートに伝えるよう工夫。意識が芽
生え、偏見なく受け入れられるこの時期だからこそ、年齢に合っ
た伝え方を意識し、愛情を込めて話すのが重要だと思っています。
子どもたちの心に
届くように、
毎年、手作りの人形で
伝えているそう
2026.2
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