【フェムケア】最新の生理用品を知って、より快適に!生理に寄り添うアイテムを紹介

【フェムケア】最新の生理用品を知って、より快適に!生理に寄り添うアイテムを紹介

“フェムケア”“フェムテック”という言葉を知っていますか?女性は毎月の生理や妊娠、出産、更年期などのイベントと共に体調の変化が起こります。ママの身体や心の変化を知り、正しいケアの方法を知ることで、家族の日々の幸福度をアップさせていきましょう!
助産師の石嶺みきさんによる最新“フェムケア”のコラム。今回のテーマは「最新の生理用品」です。

生理は健康管理の一環

近年、日本では生理に関する社会的な意識が大きく変化しています。かつてはタブー視されがちだった生理ですが、フェムテックの発展により現在ではオープンになりつつあり、女性が快適に過ごせる社会の実現に向けて働きかけが活発になってきています。

これまでより快適な生理用品が登場しており、生理が「隠すべきもの」ではなく「健康管理の一環」として捉えられるようになってきています。今回のコラムでは、より快適で環境にも優しい最新の生理用品についてご紹介しますね。

最新の生理用品にはどんなものがある?

ナプキン

日本では紙ナプキンを使う人が多いですよね。ナプキンは生理中の経血で下着や衣服を汚さないように、経血を受け止めてくれる生理中の強い味方です。生理中を快適に過ごせるようにいろいろな工夫がされています。

ナプキンにはさまざまな種類があり、用途や好みに応じて選ぶことができます。例えば、昼用タイプと夜用タイプ。夜用タイプは長時間の使用を想定しており、吸収力が高めに設計されています。また、羽付きタイプと羽なしタイプ。羽付きタイプはショーツに固定しやすく、ズレを防止する効果があります。

最近では、オーガニックコットンを使用した肌に優しいタイプや、超スリムで違和感なく使えるものも人気です。さらに、ショーツ型ナプキンは履くだけで使えるため、特に多い日や夜に安心感があります。

使い捨ての布ナプキンってなに?

ショーツにプラス、ナプキンにプラスして使えるアイテムです。ナプキンによる刺激やかぶれといった、生理中のお肌トラブルを軽減する効果が期待できます。生理の始まりや終わりの頃に使用したり、おりものケアにも。デリケートゾーンへの肌当たりが心地よく、快適に過ごせますよ。

使い捨て布ナプキン フリーナ/JEWLINGE

挟むだけの生理用品ってなに?

例えば、ソフィ シンクロフィット。いつものナプキンにプラスして挟むだけの生理用品なんです。ピースには普通型と厚型がありますので、経血量に合わせてチョイスするのがオススメです。

ソフィ シンクロフィットの特徴

  1. 経血を直接吸収するから、ナプキンにドバっと広がらない
  2. 2時間分の吸収力をプラスオン
  3. 個別ラップ、製品ともにトイレに流せる

個別ラップ、製品ともにトイレに流せるので、トイレで紙ナプキンの音が気になるというお子さんにもオススメです。

ソフィ シンクロフィット/ユニ・チャーム

今話題の吸水ショーツってなに?

気軽に使える吸水ショーツとは、経血を吸収する特殊な構造を持つショーツです。吸収した経血がショーツに浸み出さない構造や逆戻りしない構造、防臭や抗菌加工が施された製品などもあり、生理中でもナプキンなどを使わずに過ごせ、またショーツは繰り返し洗って使えます。

ナプキンのように使い捨ての生理用品に比べて、長期的にはとても経済的なんです。一度の購入で数年間は使用できるものもあり、日々のコストをグッと抑えられます。また環境にも優しいので、エコ意識の高い方々の選択肢としても注目されています。

ソングタイプ、ボクサータイプ、スポーツタイプ、ハイウエストタイプ、レースタイプなどたくさんの種類があります。

吸水サニタリーショーツ/ワコール

ナイトタイムケアってなに?

例えば、まもら騎士という名のオーバーシーツ。いつものパジャマ、寝具にプラスワンするだけ。どんなに寝相が悪くても、寝具へのモレがなくて安心です。

まもら騎士/西川

最新の生理用品を知ることで、快適に過ごせるように

最新の生理用品を取り入れることで、憂鬱な生理の日でもこれまで以上に快適に過ごせるようになります。特に吸収ショーツは経済的で繰り返し使えるため、環境にも優しい選択肢です。また、長時間使用できるので忙しい日にも便利です。ナプキンならナチュラル素材にするなど、自分のライフスタイルに合ったものを選ぶことがポイントです。

次回は、「最新の生理用品②:月経カップ、ディスク」について、お伝えします

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担当カテゴリー

子どもの健康・発達

助産師・看護師・栄養士 石嶺みき

助産師、看護師、栄養士。ミキズハウス助産院院長。株式会社FM BIRD所属。不妊治療中に献身的に励ましてくれた助産師に強い憧れを抱き、出産後に看護学校に進学。助産師専攻科を経て助産師資格を取得。卒業後は大学病院産婦人科外来・病棟に勤務し多くの出産に立ち会う。
その後、保健センター勤務に転じ、産後のメンタルサポートや妊娠SOS相談窓口、新生児訪問、乳幼児健康診査なども行う中で、フェムケア教育の普及活動を思い立ち独立。一般の方だけでなく、看護学校の教員や助産師、看護師などを対象とした講習会などを開講。現在は“全ての世代に、泌尿生殖器ケアを通して幸せになってもらいたい”という信念のもと、「フェムケア」「おちんちんケア(オムケア)」「思春期性教育」をはじめとする講演を広く行うなど、積極的に活動中。
「ぞうちんとぱんつのくに」原作・監修(2024年、KADOKAWA)

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