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グレーゾーンの8歳息子&3歳娘に翻弄されるワンオペママ

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歯医者嫌いを克服!?病院嫌いな4歳児に響いた「母の失言」

歯医者嫌いを克服!?病院嫌いな4歳児に響いた「母の失言」

我が家の繊細で臆病な4歳の長女は、病院が大嫌い。子どもは病院が苦手な子が多いことはわかっているのですが、とにかく病院に行くとわかると膝から泣き崩れることもしばしば(笑)
4歳になって小児科は注射をしないなら泣かずに受診できるようになりましたが、歯医者はいまだに泣いてしまうことも多く、診察用のリクライニングチェアに1人で座れずに私と共に座っていました。
もうすぐ体重20キロを超えそうな長女、とにかく重たい…
そんな中で思わず自分の中で子ども達に今まで言わないように気を付けていた一言を呟いてしまい『ヤバい』と焦ったのですが、その一言が長女の心には響いたようで、初めて1人で診察台に座って治療を受けることができました!
余計な一言で火に油を注ぐパターンもあれば、今回のように思いがけず上手くいくパターンもあるのだな、と学びました。

※写真の撮影許可いただいています。

我が家と歯医者の歩み

長女は歯医者が大嫌い。どうやらあの独特な匂い、音、雰囲気が苦手なようで、歯が生えた頃から3ヶ月に1回、9歳の長男と同じタイミングで定期健診、クリーニング、フッ素の塗布に通院していますが、毎回大泣きです。
長女が生まれる前から歯医者はずっと同じところを利用しているのですが、幼稚園に出張検診にきてくださっている先生のところなので子どもへの接し方がお上手で、治療が必要になっても早いし痛みが極力ないようさまざまな工夫をしてくださったり、衛生士の方も優しい方が多くて安心して通院できる歯医者です。

長女は受診の度によく泣きます。ただ毎回大泣きすると口を全開に開けて泣くので、先生や衛生士の方は作業しやすそうなのがまだ救い…
長男は病院や歯医者、痛みに強いタイプで病院内で手こずることはほとんどない子だったので、2人同時に検診していただいている間は私は長女に付き添い長男は1人で検診を受けるというのがお決まりのパターン。本当は兄妹で受診日を分ければいいのかもしれませんが、それぞれの習い事の都合や家の事情、私の仕事もあり兄妹同時の診察日にしていただいています。

ある日の受診で

先月末に定期健診の受診に行って来ました。いつも通り長男と長女が同じタイミングで呼ばれ、隣同士での診察が開始。
私はいつも通り長女に付き添いましたが、この日も長女はすでに半べそ。1人で診察台のリクライニングチェアに座るように促しますが、全力で拒否。
しぶしぶいつも通り私が抱っこして長女を膝に乗せ、そのまま椅子を倒してもらいましたが…お、重い!!
長女の全身の体重が私にかかってきて、今までならなんとか支えられたのですが、今回は重すぎてちょっと息苦しい…
この状態でいつもの検診内容をこなすのは、私がキツイ…
衛生士さんも私が長女の下にいる分、長女との距離が近すぎて長女の口の中が見づらそう…一度椅子を元に戻してくださいました。

聞くと「4歳になればたいていの子は1人で椅子に座れることが多いです」とのことで、一概には言えませんが3歳までは親の膝上でも診察可能ですが、4歳からはなるべくなら1人で座って欲しいとのことでした。
長女は体格がよく体重もあるので、特に1人で座った方が皆の為だ!母はもう、この重さを支えられない!と決意。
早速長女に1人で座ってもらうための交渉をすることに決めました。

交渉の末…

繊細で臆病な長女ですが、言葉の理解は早いので早速1人で座るように交渉をしましたが、おやつやYouTubeといった切り札を提示するも頑なに「ヤダ」「無理」「1人で座れないもん」を繰り返す長女。
なかなか手強い…それだけ長女にとって歯医者は苦手なところなんだと再認識しました。

長男は「トミカあげるから」と言えば、良くも悪くもなんでもすぐに言うことを聞くような子でした。なので思わず「お兄ちゃんが4歳の時は1人で座って泣かずに頑張ってたのにな」と頭の中で思ったことが、言葉として出てしまいました。
それを聞いた長女、ハッとした顔をして今まで頑なに1人では座ってくれなかったのに「お兄ちゃんが4歳の時は1人で座れたの?…それなら、長女ちゃんもできるかも…」と初めて1人で椅子に座ることができました!

これには私も衛生士の方もビックリ。長女の気が変わらない内に診察が再開され、最初は長女の手を握り「お口の中を見るだけだよー」「歯磨きするだけだよ」「凄いね、上手だね」とひたすら声をかける私。
自分には見えない口の中で、どんなことをされるのか?不安でいっぱいな長女を励ますために『これから何が行われようとしているのか』を伝えることができ、次第に緊張がほぐれていった長女。
途中で染め出し粉で染色した歯を電動ブラシで磨くのを嫌がりましたが「笑った時に歯が赤いままだったら、嫌じゃない?」と言うと納得してブラシも頑張りました!

最終的には手を繋がなくても声掛けがなくても、1人で椅子に座って最後まで治療を受けることができ、私は長男の様子をみることもできました。
今までは一緒に椅子に座っていましたが、長女が1人で椅子に座ってくれるだけでこんなにもスムーズに診察が受けられるのか!という衝撃を受けました(笑)

1人で座れた姿に感動し、思わず記念に納めた1枚

失言を反省

思わず漏れてしまった『お兄ちゃんが4歳の時は1人で座って泣かずに頑張ってたのにな』という一言。
普段は兄妹同士を比べる言葉は絶対子どもたちの前では言わないようにしていて、今回は思わず心の声が漏れてしまいました。

上の子と下の子をそれぞれの前で比べて、今回のようにたまたま上手くいくパターンもあれば『ママは上の子の方が好きなんだ』『ママは下の子の方が大事なんだ』と嫌な気持ちを抱かせてしまうんじゃないか、と考え兄妹を比較する発言はしないように気を付けてきました。
長女はお兄ちゃんに対してはメチャクチャ負けず嫌いで『お兄ちゃんができることは、私にもできる!』と思っている節が多々あるので、今回は上手くいったのだと思います。
ただ多用しすぎると『できなかった自分が嫌』となり大癇癪が予想されるので、時と場合によっての使い分けなんだろうなと思っています。

言葉かけ1つとっても良い方にいくのか悪い方にいくのか…
子育てってある意味ギャンブルに近いのかも!?と思ってみたり(笑)

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北海道

つばき

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グレーゾーン子育て中

言葉の遅れ&精神面のムラあり息子(小3)、独歩開始時期が遅く慎重派すぎる娘(年少)、夫、義父、基本ワンオペな私、でチームつばき家!の療育・食育・日常生活

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