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2万7870人の子どもを対象とした調査「なぜ1歳半頃のパパの関与が5歳半の子どもに表れるのか?」

2万7870人の子どもを対象とした調査「なぜ1歳半頃のパパの関与が5歳半の子どもに表れるのか?」

みなさん、こんにちは。浅田伊佐夫です。日々子どもたちと向き合う中で、「自分の関わり方はこれでいいのだろうか」「仕事で忙しくて十分な時間を取れていないのでは」と悩むことはありませんか?私自身、日々子育てに奔走する中で、時折ふと「今のこの時間は、子どもの将来にどうつながっているのだろう」と考えることがあります。そんな中、最近ある非常に興味深い大規模な調査データを目にしました。

なんと2万7870人の子どもたちを約4年間追跡したデータです。よくある精神論や根性論としての「パパも育児を頑張ろう」という話ではなく、大規模な追跡データを用いて、「1歳半頃のパパの関わり」と「5歳半の子どもの行動」との関連を統計的に分析した内容でした。読んだ瞬間、非常に深く心に刺さりましたので、今回はこの調査データの内容と、私なりの考察をブログでお届けしたいと思います。

調査概要と結果サマリー

今回ご紹介するのは、国立保健医療科学院と東京医科歯科大学の研究者が、厚生労働省の「21世紀出生児縦断調査」から2万7870人のデータを分析した研究です。
この調査では、子どもが「1歳半(1歳6か月)」の時点でパパがどれくらい育児に関わっていたかを調べ、その4年後である「5歳半(5歳6か月)」の時点における子どもの行動上の問題との関連を分析しています。

主な調査結果のサマリーは以下の通りです。

■パパの関与時間と行動上の問題との関連
平日に父親と過ごす時間が長い子どもは、30分未満の子どもと比べ、一部の行動上の問題が見られる可能性が低い傾向にありました。
週末についても、父親と過ごす時間が長いことと、一部の行動上の問題が少ないこととの関連が示されました。

■評価された6つの行動上の問題
この研究で評価対象となったのは、子どもの以下のような行動です。
落ち着いて話を聞けない、集中できない、がまんできない、気持ちをうまく伝えられない、集団で行動できない、約束を守れない
1歳半の時期にパパが深く関わっていた家庭の子どもほど、5歳半になったときに、感情のコントロールや社会性に関係する行動上の問題が少ない傾向が、データから示されたとのこと。

パパの関与度を深掘り

この調査で特に注目すべきは、単に「育児時間」という量の問題だけでなく、「どのような育児行動を、どのくらいの頻度で行ったか」という関わり方の側面です。
研究データをさらに深掘りしてみると、非常に興味深い傾向が見えてきます。

■「お世話」だけでなく「遊び」が大きな意味を持つ
おむつ替えや食事の介助といった日常の「お世話」だけでなく、「外で遊ぶ」「家で一緒に遊ぶ」といった共有の体験と、子どものその後の行動との間に関連が見られました。

■男の子では「外へ連れ出す頻度」との関連も
男の子の場合、パパと一緒に外へ出かける頻度が高いほど、行動上の問題が少ないという関連が見られました。

■男女ともに「家で一緒に遊ぶ頻度」との関連が見られた
男女ともに、家で一緒に遊ぶ頻度が高いことと、複数の行動項目において行動上の問題が少ないこととの関連が見られました。

仕事で帰りが遅く、平日に2時間以上の育児時間を確保するのが難しいパパも多いでしょう。この研究だけが全てとはいえませんが、限られた時間の中でも、子どもと一緒に遊ぶ機会を意識的につくることは、親子にとって大切なのではないでしょうか。「平日はできる範囲で遊ぶ」「週末は近くの公園に出かける」といった工夫から始めてみるのもよいかもしれません。

個人的な考察

私には現在、6歳の娘と4歳の息子がいます。毎日家に帰ると「お父さん!」と元気よく抱きついてきてくれますが、彼らが1歳半だった頃の怒涛の日々を振り返ると、感慨深いものがあります。1歳半の頃の記憶は、子ども自身には大きくなるとほとんど残っていません。「どうせ覚えていないのだから」と仕事や自分の都合を優先してしまいそうになる瞬間もあるかもしれません。

しかし、今回のデータから示唆されるのは、「記憶に残らない時期の関わりも、子どものその後の行動や発達と関連している可能性がある」ということだと思います。1歳半の時期にパパと過ごした楽しい時間や、関わりを通じた安心感が、その後の行動面とつながっている可能性があるのではないでしょうか。

私自身、この事実を改めて認識し、育児の尊さを再確認しました。職場の後輩や、これから父親になる周囲のパパたちにも、「今、子どもと向き合う時間には、きっと大切な意味があると思うよ」と伝えていきたいと思っています。

最後に

子育てに完璧さを求める必要はありません。おむつ替えや寝かしつけを完璧にこなせなくても、子どもと一緒に笑い、一緒に遊ぶ時間の積み重ねが、何より価値のある「育児」ではないかと思います。
「仕事が忙しくて育児ができていない」と自分を責めているパパがいたら、ぜひ今日から「できる範囲で子どもと遊ぶ」ことから始めてみてはいかがでしょうか。その小さな積み重ねは、数年後に振り返ったとき、子どもにとってもパパ自身にとっても、かけがえのない思い出になっているかもしれません。

もちろん、子育てを父親一人、母親一人で抱える必要はありません。家族や周囲の人と支え合いながら、できる範囲で子どもと向き合うことが大切なのだと思います。これからパパになる方、そして今まさに乳幼児の子育てに奮闘しているすべてのパパに、この記事が届くことを願っています。

この記事を書いた人

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浅田伊佐夫

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広告会社勤務サラリーマンパパ

6歳(女)4歳(男)。計16か月育休を取得し、育児の素晴らしさと大変さを体感。「男性が当事者として育児をするのが当たり前の社会」を目指し、父目線の育児ブログを発信中。

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