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梅を見かけたらやってみて!丁寧な暮らしじゃなくてもできる30分の梅仕事
季節の手仕事、梅仕事。「丁寧な暮らし」の代名詞的な梅仕事。
私はかなりのズボラ人間なので、昔、映画の「海街diary」で四姉妹が鎌倉の実家で梅仕事をしているシーンをみて、こんなキラキラした丁寧な暮らし、無縁だなーと思っていました。
が、おこもりが続いたコロナ禍、家で子どもと楽しめることはないかなーと梅シロップ作りを始めて、その味にどハマり!今ではわが家の季節の行事の1つになりました。まもなく梅がスーパーに出回るシーズン到来!今回は、梅仕事を失敗させないポイントと、子どもと楽しむ方法をお伝えします。
忙しいママと子どもには「梅シロップ」が絶対おすすめ
「梅仕事」とは、6月頃に旬を迎える梅を使って、梅干しや梅酒などの保存食を作る作業のこと。梅干しや梅酒だと2カ月程度梅を愛でる必要があり、「そんなに長い期間キッチンを梅の瓶に占領されたくない!」「そもそも梅の存在を忘れそう」という忙しいママには、作業時間30分、愛でること2週間でできる「梅シロップ」がおすすめです。
さわやかな香りとほどよい酸味がおいしくて、子どもも飲むことができて、クエン酸効果で家族みんなで夏バテ知らず。
「梅シロップ」の作り方
レシピはいろいろなサイトに載っているので、そちらを参照してください。ざっくり説明しますと、梅を入れる瓶を消毒して、梅の下処理(洗ってヘタを取る)をして、梅と氷砂糖を層になるように交互に瓶に入れて、あとは漬けて1日1回愛でる(蓋をしたまま軽く振り混ぜる)だけ!わが家はmizkanのサイトを参照に作っています。
漬けたばかりの梅はこんな感じです。
1週間後…氷砂糖が溶けてきました!
2週間後…漬けた梅はしわしわの男梅になり、おいしい梅シロップができあがりました!
できあがった梅シロップは、瓶からペットボトルに移し替えて冷蔵庫で保管します。ペットボトルは、匂いうつりのないように、ミネラルウォーター(1Lサイズ)がおすすめです。
失敗しないポイントは酢!
漬けた後に、梅の重さに対して10~20%の酢を入れるのがポイントです。梅シロップが早くできる効果と、腐敗を防ぐ殺菌効果、発酵を予防できる効果があります。完成したシロップがお酢臭くなることはありません。
酢を準備しそびれて入れなかった年は、梅が発酵してしまい、しゅわしゅわ泡が出てきてしまい失敗…。酢はめちゃくちゃ大事です!個人的には 「りんご酢」がフルーティーな味になっておすすめです。
作業自体をイベント化して楽しもう!
わが家は梅仕事を家族みんなで楽しむ行事にしています。梅の下処理(ヘタ取り)は、力がいらないので子どもでも簡単にできますし、梅と氷砂糖を瓶に詰めるのもキレイな芸術品を作るようで楽しいです。娘は2歳の時から真剣に取り組んでくれています。
子どもと一緒にやると、下処理の時に竹串で梅を傷つけてしまったり、気づいたら氷砂糖を食べていたり、熟成中に瓶のふたを開けてしまったり…。清潔さと繊細さが必要な作業ゆえに「やめてーー」というトラブルもあるのですが、自分たちが漬けた梅がシワシワになってシロップができあがっていく様子をみんなで見ることができるのは、良い体験だなと思っています。
梅シロップのおいしい飲み方
できあがった梅シロップは、瓶からペットボトルに移し替えて冷蔵庫で保管します。梅シロップを水やソーダで割っても良いし、大人は焼酎で割ってサワーにしてもおいしいです。原液をかき氷のシロップにしてもおいしくて、子どもも喜んでいます。スーパーで梅を見かけたら、ぜひ「梅シロップ」を作ってみてくださいね。
季節を感じるイベントを生活に取り入れてみよう!