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おすすめの本「クレヨンしんちゃんの折れない心をつくる本」で柔軟な心を育む

子育ての日々を頑張る中で、子どもたちに「どんなときも前を向ける力」を育んであげたいと願っていませんか。私もそんな思いを抱く一人です。
『先生は教えてくれない!クレヨンしんちゃんの折れない心をつくる本』(臼井儀人:キャラクター原作、高田ミレイ:まんが/双葉社)。わが家の小学生と一緒に読んでみて、子どもに伝えたい大切なメッセージと、ママとしての気づきが詰まった一冊だと感じたのでおすすめさせてください。
「折れない心」とは、柔軟性のある心
この本は、「折れない心」をテーマにした子ども向けのマンガです。クレヨンしんちゃんの原作エピソードを基に、漫画家の高田ミレイさんが分かりやすく描いています。私が特に心に刺さったのは、「折れない心」が「強い心」ではなく「柔軟性のある心」として描かれている点です。
しんちゃんは、困難にぶつかってもユーモアやマイペースさで乗り越えます。例えば、大好きな「アクション仮面」になりきってピンチを切り抜ける場面。固くならず、状況に合わせてしなやかに立ち直る姿に、「これが子どもに伝えたい強さだよね」と改めて気づかされました。息子も、失敗したときに「次はこうしてみよう」と切り替えられるように意識するようになったと思います。
小学生の悩みに寄り添う内容
小学生が日常で感じる悩みに寄り添ってくれます。「友達とうまくいかないときの気持ちの整理」や「失敗しても自分を責めすぎない方法」など、具体的なテーマがしんちゃんの視点で描かれています。
最近「友達とトラブルがあって落ち込んだ」と話してくれました。そのとき、この本を一緒に読んで「自分の気持ちを大切にしよう」と伝えたところ、少しずつ前向きになれました。小学生の心は結構繊細ですよね。この本は、そんな子どもたちに優しく寄り添ってくれます。

すべてにふりがな付きで、子どもが自分で読める
この本の大きな魅力の一つは、全ての漢字にふりがなが振ってあること。小学生でも一人でスラスラ読めるので、読書習慣を育むのにもぴったりです。マンガ形式で絵も多いため、「読むのが苦手」という子でも抵抗なく読み進めることができます。
ママにも響く深いメッセージ
子ども向けの本ですが、ママである私にも大きな気づきがありました。特に「柔軟性のある心」がテーマになっている点は、子育て中の自分にも当てはまります。完璧を求めすぎてしまうとき、しんちゃんの「まぁ、なんとかなるか」という姿勢に救われる思いがしました。弱さを受け入れ、しなやかに立ち直る姿は、子どもだけでなく私自身の心にも響きます。
子育てに取り入れたい
子育てでは「きちんとしなきゃ」とプレッシャーを感じることもありますが、この本は「子どものペースを尊重しよう」と教えてくれます。しんちゃんの柔軟な視点が、子どもとママの心を軽くしてくれますね。
価格も手頃で、書店やオンラインで購入可能。ぜひ一度手に取って、親子でそのメッセージを感じてみてください。