小松菜を食べてほしい!をかなえる救世主レシピ「野菜のポタージュ」離乳食にも
今が旬の栄養豊富な小松菜、苦手な子も多いと思いますが、葉がやわらかく甘みが増すこの時期は苦手を克服するのにぴったり!そこで今回は、小松菜を食べてほしいというお悩みを解決する、野菜たっぷりの救世主レシピを紹介します。
栄養豊富な小松菜を食べてほしい
最近5歳の娘が葉物野菜を食べないことが悩みでした。ちょっと前は食べてくれたのに…保育園の給食ではちゃんと食べているようですが、おうちでは食べません。葉物野菜の中でも特に食べてくれないのがほうれんそうと小松菜。離乳食の時はすんなり食べていたのに、急に「きらい」と言いだしました。
小松菜はあまりクセがなく食べやすい緑黄色野菜で、カロテンやビタミンC、鉄分、カルシウムなどが豊富。さっと炒めたり生のままスムージーに入れても主張が少ないと思うのですが、「緑の葉っぱがイヤ!」となってしまうとなかなか食べてくれません。小松菜の旬は12月~3月で、この時期は葉がやわらかく甘みが増します。克服するにはちょうどいい時期ではないかと思います!
救世主は“離乳食でよく作っていたアレ”
いろいろ試してみて、小松菜をまた食べてもらえたきっかけは「野菜のポタージュ」。娘がまだ離乳食だった時によく作っていたスープで、久しぶりに作ってみると「これなら小松菜、平気だよ!」と言ってたくさん食べてくれました。
ポイントは、野菜を弱火でじっくり炒め野菜本来の甘さを引き出すこと。そうすることでコンソメスープの素などは使用せず優しい旨みを感じられるポタージュに仕上がります。特にニンジンは油で炒めることでβ-カロテンの吸収率がアップするので、スープに入れるときは炒める方がオススメです。
また、ポタージュにはじゃがいもを使用することが多いですが、紹介するレシピはサツマイモです。サツマイモのほうがより甘く仕上がるので、甘いのが苦手なようでしたら、ジャガイモに変えたりタマネギを減らしてセロリを増やすなど、好みに合わせて試してみてくださいね。
「野菜のポタージュ」の作り方
離乳食用にもOKです。塩分や牛乳、豆乳などの食材は、子どもに合わせて調整してください。
材料(2人分)
- 小松菜…2株(約80g)
- タマネギ…1/2個(約100g)
- セロリ…1/3本(約40g)
- ニンジン…1/3本(約60g)
- サツマイモ…1/2本(約120g)
- ローリエ…1枚
※離乳食後期から使用しても問題ないといわれていますが、気になる場合はなくてもOKです。子どもの年齢や体調にあわせてご使用ください
- 水…約300㏄
- 牛乳または豆乳…150㏄
- 米油…大さじ1
- 塩…少々
作り方
1.タマネギ、セロリ、ニンジン(皮つき)は薄切り、小松菜は1cmくらいに切り、サツマイモは皮ごと5cm厚の半月切りにし、水に10分さらす
*少しでも栄養を摂ってほしくてニンジンやサツマイモは皮ごと使っていますが、気になる人は皮をむいても構いません
2.鍋に米油を入れ弱火にかけ、タマネギに塩を少々加えて炒め、
しんなりしたらセロリ、ニンジンを加えて塩少々を加えて炒める
3.全体に油が回ったら小松菜を加えてさっと炒め、
サツマイモを加え、ローリエを入れて水をヒタヒタに注ぎ、サツマイモがやわらかくなるまで煮る
4.ローリエを取り出してミキサーにかけ、
牛乳または豆乳を加えて温め、塩で調味し、うつわに盛る
レシピの分量は少しもったりしたポタージュです。牛乳や豆乳の分量は好みで調節してくださいね。濃厚さがものたりない場合は生クリームを加えても良いと思います。
いろいろな野菜でアレンジを楽しんで!
レシピの具材以外の野菜を入れてもおいしいですよ。野菜をたくさん使うと味も複雑になり、苦手な味が薄まるので食べやすくなると思います。私は5種類以上を入れるようにしていますが、マストで入れたほうがいいのは炒めるほどに甘みが増すタマネギ。ほうれんそうやトマト、カブ、ジャガイモ、長ネギ、ゴボウなど、好みの野菜を入れてアレンジしてみてくださいね。
※大人用にトッピングに砕いたアーモンドを添えていますが、子どもにナッツ類を与える際は十分ご注意ください。子ども用には小さく切ったパン(クルトン)や茹でたジャガイモなどがおすすめです