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好きなことに集中しすぎて他のことに見向きもしない。このままでいい?
question 興味のあることに集中しすぎる
5歳の息子は、好きなことに集中しすぎると親の話も聞けなくなります。園でも自分の遊びが一段落するまで他の子と遊ばないそう。一方で興味のないことには見向きもしません。このままで大丈夫?(東京都・ゆたたん)
answer 「集中」は素晴らしい能力。強みとして伸ばしてあげて
好きなことに集中しすぎるのは、5歳頃にはよくあること。特に男の子は脳の構造的にその傾向が強いものです。一つのことに集中できるのは素晴らしい能力ですから、ぜひ強みとして伸ばしてあげましょう。この年齢では興味のないことには見向きもしないことが多いので、無理に興味を広げようとしなくて大丈夫。好きなことについて「どんなところが面白いの?」と聞いて、そこを起点に世界を広げていくといいですね。
もし食事や就寝時間でも区切れないほど集中してしまう場合は、日常生活のスケジュールは守るように教えましょう。例えば工作に夢中になっていたら、「時計の長い針がここに来たらご飯だからね」といった予告を。「ご飯ができたよ」と声を掛けたとき「こっちも完成するまで待って」と言ってきたら、「じゃあ一つだけね」などと、話し合って決めることを習慣にしていきましょう。
※この記事は、2020年5月発行の「ぎゅって6月号首都圏版」に掲載した記事を再編集したものです