とても心配性の年長息子は、知らない場所に行くと不安がります。どんな声をかけるべき?

question デリケートで心配性

年長の息子は、とてもデリケートで心配性。知らない場所に行くと、「ここはどこ?来たことはある?おうちに帰れる?」などと不安がります。こんなときは、どんな声をかけてあげればよいのでしょうか。(神奈川県・OTIT)

answer おおらかに接して。安心感を与える関わりを

人間には持って生まれた気質(個人の性格の基礎になる感情的傾向)があり、この子の場合は「神経質で不安が強い」気質なのかもしれませんね。このタイプに必要なのは、安心感を与える言葉や行動。

明るく優しく、「心配なんだね。でも、ママも一緒だから大丈夫だよ」と言葉をかけたり、手を握ったりして、不安を軽くしてあげましょう。

また、親が心配しすぎると、子どもの心配性がより強くなることもあります。「◯◯しちゃダメ」と制限するようなしつけは控えて、親もおおらかな気持ちで、子どもに接するようにしましょう。

心配性というのは、悪いことばかりではありません。言い換えれば、「細かいことに気付ける」「周囲を気遣える」「さまざまなことに関心を持てる」「感受性が強い」「人よりも慎重」ということ。

そうした良い面に目を向けて、ゆったりと成長を見守ってあげてくださいね。

アドバイザー

小野寺敦子の画像

先生

小野寺敦子

臨床発達心理士。目白大学教授。専門は発達心理学。プリスクール「NYこどものくに東京」理事、新宿区特別支援巡回指導チームリーダーとして子どもたちと触れ合う。

※この記事は、2019年12月発行の「ぎゅって首都圏版」に掲載した記事を再編集したものです

ライター

&あんふぁん編集部&あんふぁん編集部の画像

&あんふぁん編集部 &あんふぁん編集部

「子育ての迷いに、頼れるコンパスを。」子育て中のママ・パパの気持ちを楽にする記事を発信中。未就学児〜小学生を子育て中の現役ママ・パパも多い編集部です。

子どもの健康・発達:新着記事

電子書籍

幼稚園児とママ・パパの情報誌

親子の保育園生活を応援する情報誌