寝落ちを防ぐ!本当は子どもと一緒に寝落ちたくない親のための2つの方法
毎日の寝かしつけ、本当におつかれさまです。家事や趣味の時間など、子どもが寝静まった後にやりたことはたくさんあるのに、寝かしつけとともにダウン…という人は少なくないでしょう。自分時間を設けるためのコツを乳幼児の寝かしつけ専門家がお答えします。
親が寝落ちしないための2つの方法とは
子どもが寝た後、自分時間を確保するためには寝かしつけから帰還しなければならないですよね。そのためには「寝かしつけで寝ないこと」もしくは「寝かしつけをなくすこと」の2つの方向性が考えられます。それぞれの方法を解説します。
方法1「寝かしつけで寝ない」
子どもの就寝時、添い寝や抱っこなどの寝かしつけをしている場合は、親が一緒に部屋にいる必要があります。子どもたちは眠くなるのに時間がかかることも多く、親の私たちが先に眠くなってしまったりするものです。そんなとき、寝落ちを防ぐために取りたい策が「横にならないこと」です。
横になっているから眠たくなってしまうので、横にならずに座ってトントンしたり、ストレッチなどをしたりするのも良いでしょう。子どもは「ママ、一緒にゴロンしてほしい」などと言うかもしれませんが、ここで大事なのは説明と練習です。
本当は部屋の外に出て行きたいこと、まだやりたいことがあるから一緒には寝られないことを説明した上で、それでも部屋にいてほしいというのであれば寝ないように座る選択をしていることを伝えてみましょう。
子どもにも「こうしてほしい」という要望があれば、親側にも「こうしたい」という要望があるわけですので、その妥協点を探すイメージです。できるだけ会話も少なめに(話にのってしまうと楽しくて寝なくなってしまいます)、電気を消したら寝るモード、という習慣をつくっていきましょう。
方法2「寝かしつけをなくす」
寝落ちを防ぐことに最も有効なのが、寝かしつけをゼロにしてしまうことです。そうなると寝かしつけにかかる時間がなくなるため、寝落ちを防げるだけでなく、その時間も自分のために有効に使うことができます。しかし一体どうやって寝かしつけをなくしていくのか、疑問に思う人も多いと思います。
赤ちゃんの場合は「ねんねトレーニング」という方法があります。主な対象は1歳半くらいまでとなりますが、時には泣きを伴いながらも自分で寝る練習をしていく方法です(泣かせない練習方法もあります)。
一方で、幼児の場合は強制的な方法は取りづらくなってくるので、説明と交渉が大事になります。どのような寝かしつけ方が理想なのか、なぜそうしたいと思っているのか、まずは説明をしてみましょう。
その上で、子どもが「一人で寝るのは嫌だ」という場合は、妥協点として「寝るまでは一緒にいてあげるけれども、寝たら部屋を出る」などと話をしておきます。最初のうちはここからになるかもしれません。
そのうちに慣れてきたところで、「トイレにいってくる」「ちょっと用事を済ませてくる」などと理由をつけて時間を決めて出て行きます。慣れてきている子どもなら、話し相手もいなくなって眠たくなって寝てしまう子も出てくるでしょう。
この経験が大事です。一人でも寝られるという学びを得て、一人で寝ることに慣れていけば、寝かしつけをなくしていける可能性も見えてきます。
激しく泣く場合は強行することはおすすめしませんが、子ども自身の納得感も得つつ、ゆっくり取り組んでいくことで、ママやパパの時間を捻出しやすくなる方法なので、悩んでいる人は無理のない範囲で取り組んでみてくださいね。