寒い時期のねんね、2つの「しすぎ」に要注意!
だいぶ寒く、冬らしくなってきましたね。この時期になってくると心配なのが子どもたちの風邪。パジャマは薄すぎないだろうか?部屋は寒すぎないだろうか?いろいろと気になると思います。そんな時期に気をつけたいポイントについて解説します。
2つの「しすぎ」に注意
寒い時期に気をつけたいのが「着せすぎ」と「暖めすぎ」。風邪をひくのが心配で、つい部屋をぽかぽかに暖めて、お布団を被せて寝かせがちですが、子どもにとってはデメリットもあるので注意が必要です。
特に2歳未満の子どもは体温調節機能が未発達。たくさん着せたり、部屋を暖めすぎたりすると、うまく熱を放出することができずどんどん体温が上がってしまいます。これはとても危険な状態です。「乳幼児突然死症候群」という赤ちゃんが突然亡くなってしまう症状の要因として、過度の体温上昇が指摘されているので注意が必要です。
快適な室温と服装
冬の時期、子どもにとって快適な室温は18〜20℃程度。服装のイメージとしては「肌着+長袖パジャマ+4〜6重ガーゼスリーパー」です。部屋が18℃以下になる場合はフリース素材のスリーパーも良いです。
このようなスリーパー(着るお布団)を着る場合は掛け布団の必要はありません。乳幼児はどうしても寝相が悪く、足で蹴って布団をはいでしまいがちなので、スリーパーを着ておくと安心です。
0歳児は特に安全のため掛け布団は使用せず、必ずおくるみ(寝返り前まで)やスリーパーを使用するようにしてください。
寝相にも影響
部屋を暖めすぎたり、服を着せすぎたりすることにはもう1つデメリットがあります。それは寝相を悪くしてしまうことです。体の中に熱や湿度がこもってくると、それを放出するために寝返りを打ちます。そのため、暑い部屋の中ではどうしても寝返りが多くなるのです。
子どもの寝相が悪くて悩んでいる!という人は特に、部屋を涼しく保ってあげると良いと思います。
寒い時期、子どもの冷えは気になりますよね。もし手足を触って「冷たい!」と感じたら、体幹(お腹や背中)を触って確認してみましょう。体幹が温かければ大丈夫!お腹や背中まで冷えているようならば、1枚着せたり、暖房を強くしたりして調節してあげましょう。
暖房を使うときは加湿器も必須ですよ!湿度は40〜60%に保ちましょう。