1・2歳児は11〜14時間が目安!幼少期の睡眠時間が重要視されるワケ
自分の子どもを「頭のいい子に育てたい」と思う人は多いはず。そのために必要なものってなんだと思いますか?幼い頃からの早期教育、勉強習慣をつけること、塾に通うこと…いろいろと思いつく中で、つい忘れられがちな重要なポイントについて解説します。
睡眠をとることの重要さ
頭のいい子に育てるために重要なこと、それは睡眠です。いくら幼児教室に通わせても、勉強をさせても、それが本人に定着しなければ意味がありません。習ったことを頭の中に定着させるために必要なこと、それが睡眠なのです。
睡眠には脳の記憶を整理するという役割があります。睡眠不足の人の頭の中は、デスクの上に書類が山積みになり散らかったような状況のようなものです。
このような状況の中で新しいことを覚えようとしても、集中しようとしてもなかなか難しいですよね。そして、覚えたことを取り出そうと思っても、それがどこにあるやら…探すのにいっぱいいっぱいでパッと見つけることができません。睡眠不足の脳というのはそういう状態にあるのです。
睡眠をとることでこれらの書類の山は綺麗にカテゴリーごとにラベリングされて、頭の中の本棚にしっかりと収納されていきます。そうなれば、効率よく必要なときに必要なものをパッと取り出すことができますよね。これが学習の定着です。
集中して学習し、そしてその学習したことを記憶に定着させるためにはしっかりと睡眠をとることが大切なのです。
必要な睡眠時間は?
では、どのくらい眠れば良いのでしょうか。その目安となる時間をアメリカ国立睡眠財団が年齢ごとに分けて発表していて、それによると1〜2歳で11〜14時間、3〜5歳で10〜13時間とされています。
保育園に通っていると昼寝を長くしてくるので、特に幼児クラスの子達は夜早く寝るのが難しいものです。ですが上記の数値を参考に、保育園で2時間昼寝したから、夜は8〜11時間か…と考えてみてくださいね。親がストレスになるほど苦労して、無理やり早めに寝かしつける必要はありません。
勉強なんてまだまだ考えてなかった!という人もいると思いますが、子どもにとって全ては学習です。歩き方も走り方も、お箸の使い方も赤信号は渡ってはいけないことも、おしっこがしたくなったらトイレに行かなくてはいけないということも、すべて学習なのです。
この学習能力を正しく発揮させるために、適切な睡眠をとって規則正しく生活することは大切なので、保育園のお昼寝の時間とも照らし合わせながら、夜の睡眠時間を考えてみてくださいね。