もう22時過ぎてる…夜更かしキッズがコテンと寝つく「ねんねスイッチ」
早く寝て欲しい!けれど、思い通りに寝てくれないのが子どもたち。無理に寝かそうとすると泣いてこじれてしまったり、反発してもっと遊ぼうとしてしまったり。そんな夜更かしキッズを寝かしつけるカギとなる2つの「ねんねスイッチ」紹介します。
「ねんねスイッチ」とは
「ねんねスイッチ」とは子どもを睡眠モードに切り替える体の仕組みのこと。その2つのカギとは「光」と「体温」です。
ねんねスイッチ1.「光」
1つめのスイッチは光です。光と睡眠には非常に深い関係があります。「メラトニン」というホルモン、耳にしたことがあるでしょうか。これは別名「睡眠ホルモン」とも呼ばれているもので、人が眠くなるのをつかさどっているホルモンです。
夜に向けて暗くなってくるとメラトニンが体内で分泌されだんだん眠くなってくるのですが、これが煌々とした電気の元にいると分泌が制限されてしまって、眠くなるのを阻害してしまうのです。
就寝1時間前くらいからは明かりを落として過ごすことで、身体のねんねスイッチをオンにすることができます。明かりは暖色系が心を落ち着かせてくれるので、おすすめです。間接照明などあると、おしゃれでインテリア的にも良いですね。
目の前で電気を消すと怒る場合(うちの娘がそうです)は、お風呂に入っている間に消してしまいましょう。リビングに4カ所ある電気のうち、1カ所だけを残してあとは消すようにしています。
ねんねスイッチ2.「体温」
2つめのスイッチは体温です。体温も睡眠と深い関係があります。体温をコントロールするカギとなるのがお風呂。
大人も子どもも、深部体温(体の内部の温度)が下がってくることによって眠くなってくるんです。赤ちゃんが眠いときって手足が温かくなりますよね。あれは眠りにつくために手や足から熱を放出して深部体温を下げようとしているからなんです。
お風呂に入ると深部体温が上がります。これが下がってくるタイミングでベッドやお布団に入るのがすっと眠りにつくコツ。お風呂から上がって45分~1時間頃に寝室に行くようにしてみてください。
※40℃のお風呂に15分間浸かると0.5℃深部体温が上昇し、それが元に戻るまでに1時間半程度かかるという実験結果があります。子どもの場合はもっとぬるいお湯、かつ、短い入浴だと換算して45分~1時間後くらいと想定しています
お風呂に入った後、すんなり寝室に向かわせるために就寝ルーティーンが大切です。就寝ルーティーンとは寝る前に毎日同じことを繰り返すこと。
子どもって、次に何が起こるかがわかると安心するんです。だから、毎日同じことを寝る前に繰り返していると、“これをやってこれをしたらもう寝る時間なんだ!”と覚えることができるんです。そうなると自然と寝るモードに気持ちを切り替えることができるようになりますよ。