更新

お薬の容器代かかる薬局orかからない薬局。調剤薬局の舞台裏!

お薬の容器代かかる薬局orかからない薬局。調剤薬局の舞台裏!

お薬の容器代は請求される薬局とされない薬局がある

「お薬の容器代50円なります。」

あれ?いつももらってる薬局では容器代なんて請求されたことないのに、容器代ってとられるものなの?

皆さんは薬局で塗り薬や、こどものシロップ薬をもらうときに 容器代を請求されたことありませんか?

実際には容器代を請求される薬局と請求されない薬局があります。この違いはなんなのか、、、?

ひとことでいうと、請求しない薬局はサービスで容器をお渡ししているんです。

容器は患者さんに貸与しているものです。

軟膏やシロップの容器代は医療費には含まれないものです。そのため、代金を請求することは違法ではありません。厳密にいうと、“薬局側から患者さんに容器を貸与している“ということになっています。

そのためその容器が再利用できるものなら返還して容器代を返還してもらうことは厚生労働省の定める規則においてはできます。、が、しかし、大抵 衛生上の問題から再利用は難しい場合が多いです。

また、容器代を請求するには薬局内の見やすい場所(受付窓口、待合室等)に、容器代が必要かどうかを掲示する必要があります。あらかじめ容器代が請求されるか知りたい場合はそちらを確認するのもいいかもしれません。

大手チェーンの薬局では容器代がかからないことが多い。

結局、容器代を請求するしないは薬局ごとに決めることができます。

今まで、複数の薬局に勤めたことのある自分の経験上、一概には言えませんが、大手のチェーン薬局では容器代がかからないことが多かったような気がします。ある程度利益のでている大手の薬局では、容器代を請求するより請求しないことを売りにして集客するほうがメリットが高いと判断しているようです。

では、だったら大手の薬局に処方箋をもっていこう!と思われるかもしれませんが、注意が必要です。処方せんを出してもらった病院から遠い薬局だとお薬の在庫がないかもしれません。

特にこどものシロップの場合は小児科、軟膏であれば、皮膚科が近くにない場合はその可能性が高いでしょう。お薬を取り寄せてはくれますが時間がかかる可能性があります。



子供のお薬自体が無料でも容器代がかかる場合があります。お財布は忘れないようにしましょう!!

この記事を書いた人

ママとこどものおくすりやさんの画像

神奈川県

ママとこどものおくすりやさん

小2と年中の姉妹ママ。将来の夢は3姉妹に見られること!(笑)

薬局薬剤師

小2と年中の姉妹、パパの4人家族。趣味はカフェめぐりとクレイフラワー制作。週4で薬局薬剤師。薬剤師をしていて感じたことを【調剤薬局の舞台裏】シリーズとして発信!

子どもの健康・発達:新着記事

電子書籍

幼稚園児とママ・パパの情報誌

親子の保育園生活を応援する情報誌