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アツすぎる夏のワクワクおうち遊び
外へ出かけるのも危険なほど暑い日が増えている近年。子どもとの過ごし方に悩むママ・パパも多いのではないでしょうか。2024年4月(※)には気候変動適応法が改正され、熱中症対策がさらに強化されることになりました。今回は、子どもたちの熱中症を防ぎ、涼しい室内で楽しく過ごすコツについて紹介します。
※令和5年6月1日(一部)、令和6年4月1日全面施行
「あんふぁん」「ぎゅって」は日本気象協会が推進する2024年度「熱中症ゼロへ」プロジェクトに参画しています。
熱中症について教えてくれたのは…
帝京大学医学部救急医学講座教授
/帝京大学医学部附属病院高度救命救急センター長
三宅康史先生
母体救命や精神科救急医療、救命センターにおける終末期の問題にも取り組んでいる。
著書は『現場で使う熱中症ポケットマニュアル』(中央医学社)など多数。
体が熱されやすい子ども 直射日光と照り返しに注意
熱中症とは、高温多湿な環境に体が適応できないことで生じるさまざまな症状の総称です。特に、子どもは体が小さいために日光の照り返しなどの影響を受けやすく、汗をかく機能も未発達。大人と比べて体が熱されやすいので、注意が必要です。また体が熱される要因は、直射日光の影響が5割、地面や壁からの照り返しの影響が3割、気温の影響は2割程度と考えられていて、直射日光や照り返しの影響が大きいことが分かっています。
熱中症の予防と対策は? 室内は暑い日でも安心して過ごせる場所
屋外の活動では必ず帽子をかぶらせ、長時間、直射日光に当たらないように注意しましょう。氷の入った冷たい水を飲ませたり、吸湿速乾性のある下着を着せたりなども、体を冷やしてくれるので、おすすめです。
また、熱中症のリスクとなる直射日光が遮られ、エアコンが効いた涼しい屋内は、暑い日にも過ごしやすい場所です。
そこで、今回は子どもが好奇心を刺激されながら、屋内でもワクワクと楽しめる遊びを紹介していきます。
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