「0か100の白黒思考」と言われた6歳の息子。妥協することを教えるには?

question 「まぁいいか」と考えられない

6歳の息子は「まぁいいか」という考えができず、「0か100の白黒思考」と言われたことも。私たち親も「こうあるべき」という考えが強い方です。妥協することをどう教えるといいですか。(はるかつ[6歳児のママ])

answer まずは親の「べき」を緩めて。ありのままを認めよう

子どもが少しでもうまくいかないと「もうヤダ!」と投げ出すのは、よくあること。それでも日常生活が送れていて、同年代の友達とコミュニケーションが取れていれば大丈夫です。しかし、白黒思考が強すぎると他者にも完璧を求め、いずれ対人関係が難しくなる可能性も。今から思考を緩めていきましょう。

まずは親自身の「こうあるべき」を緩めることが大事。「ときには家事をサボっていい」「子どもはありのままでいい」とおおらかになると、子どもの気持ちもゆったりします。また、子どもに「きちんとしなさい」と言うのは控えて。緩めようとして「きちんとできなくてもいいよ」と言うのも、「きちんと」という言葉の印象が残ってしまい、効果的ではありません。何事も完璧を求めず、「それでもいいんじゃない?」「ママはすてきだと思うな」「最後まで頑張ったね」などと、ありのままをポジティブな言葉で認めてあげてください。

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先生

田宮由美

家庭教育協会「子育ち親育ち」代表。「All About 」子育てガイド。幼稚園、小学校での勤務後、心を育む重要性を発信。著書に「比べない子育て」(1万年堂出版)など。

※この記事は、2022年6月発行の「ぎゅって首都圏版7月号」に掲載した記事を再編集したものです

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&あんふぁん編集部 &あんふぁん編集部

「子育ての迷いに、頼れるコンパスを。」子育て中のママ・パパの気持ちを楽にする記事を発信中。未就学児〜小学生を子育て中の現役ママ・パパも多い編集部です。

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