恥ずかしがり屋の息子を積極的にするには?
優しいけれど自己主張もできて、積極的で…。親というものは欲張りですが、完璧な子どもはいません。おとなしい子のママの悩みに小崎恭弘さんが答えます
Question 恥ずかしがり屋の息子を 積極的にするには?
4歳の息子は極度の恥ずかしがり屋で、先生やお友達にあいさつができません。話し掛けられると、モジモジしてばかりです。お友達とは普通に遊べているようですが、もう少し積極的になれるといいなと思っています。どのように声掛けすればいいでしょうか。
[宮城県・ネコバス]
Answer お母さんがお手本を 見せてあげましょう
男の子には「元気でやんちゃ」というイメージがあるかもしれませんが、それに当てはまらないからといって悪いわけではありません。お子さんの良いところを大事にしながら、人と関わる場面を意識してつくってあげてほしいですね。
よく親は子どもに「ごあいさつは?」とか「ありがとうは?」と言いますよね。こうやって無理やり言わせるよりも効果的なのは、普段からお母さんがお手本を見せてあげること。例えば、エレベーターに乗ったときは一緒に乗り合わせた人に「何階ですか?」と聞いて、降りるフロアのボタンを押したり、降りるときは「お先にどうぞ」と声を掛けたり。日常のさまざまな場面で、お母さんが積極的に人と関わって楽しく会話している姿を見せることで、子どもはコミュニケーションの楽しさやあいさつの大切さを実感していきます。
積極性を育てるためには、親が先回りしてあれこれ世話を焼き過ぎるのもよくありません。例えば、外出先で子どもが「おしっこ」と言ったときには、お母さんがトイレの場所を聞くのではなく、「トイレの場所を自分で聞いてごらん」と子どもに促してください。子ども自身がしゃべらなくてはいけないような環境をつくってあげるのも親の役目。しゃべるのは楽しいな、大事なことだなと思えるような体験を増やしていきましょう。