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子どもの体調不良…思いどおりに仕事が進められずにストレスを感じてしまいます
![子どもの体調不良…思いどおりに仕事が進められずにストレスを感じてしまいます](https://enfant.media/wp-content/uploads/2024/12/1-12-9.jpg)
question 思いどおりに仕事が進められずにストレス
子どもの体調不良時に夫や両親を頼れず、休むのが一番つらい。思いどおりに仕事を進められないことにストレスを感じてしまいます
[千葉県・34歳/フルタイム勤務/子ども3歳]
![](https://enfant.media/wp-content/uploads/2024/12/1-12-9.jpg)
answer 今ある「目の前」の作業だけでなく「広く長い視野」で仕事を捉えて
子どもが小さいうちは、急な早退や休みは避けて通れません。「子どものそばにいてあげたい」「任された仕事が進まない」という板挟みはつらいもの。仕事への責任感や焦りからストレスを感じてしまいますよね。
毎日の仕事は「明日、休むかもしれない」という気持ちで、常に優先順位を考えながら進めるのがコツです。緊急性の高い仕事は、いざ休むことになってもスムーズに他の人に頼めるようにスタンバイを。日頃の上司との面談も大切です。どんな状況でどんなストレスを感じるかは人それぞれ。あなた自身の気持ちを伝えておくと、上司もサポートしやすくなります。どうしても休めないときに備え、病児保育ができるベビーシッターや、地域の病児保育室も調べておくといいですね。
また、仕事を「目の前」の作業だけでなく、もっと「広く長い視野」で捉えてみましょう。「広い視野」とは、自身の「社会貢献度の高さ」を自覚すること。ワーキングマザーは子どもを産み育て、家庭を守り、労働力になって社会を支えているのです。「長い視野」とは、数年先の役割を考えること。いつか後輩がワーキングマザーになったときや、同僚が介護や病気と仕事を両立することになったときは、あなたの出番です。今、つらさを経験しているあなたなら、その人たちのつらさも理解して、きっと良いサポートができるはずですよ。
今年は新型コロナウィルスの影響で、在宅ワークの導入が進んだ企業も多いでしょう。今後は会社員の働き方も変わっていくはず。「家族が病気のときは在宅でできることをやる」「定例業務は滞らないようにシェアする」など、柔軟な働き方が推進できるといいですね。
※この記事は、2020年9月発行の「ぎゅって10月号首都圏版」に掲載した記事を再編集したものです