じっとできない娘に 悩まされています

おとなしいことは本当に大事なことですか?子どもの発達に必要な探索行動を制限してしまうと、好奇心や創造力が育ちにくくなるようです。

Question じっとできない娘に 悩まされています

2歳の娘はじっとしていることができません。赤ちゃんのときもベビーカーやチャイルドシートを嫌がり、いつも抱っこひもでした。今も病院や電車・バスで座らせておくのは至難の業です。保育園でも、興味のある絵本などを見ているときは座っていても、他に興味が移ってしまうと、座らせるのに先生方も苦労されているようです。3 ~ 4歳になれば落ち着くのでしょうか。
[東京都・ゆりママ]

illustration ATFT GRAPHICS.

Answer 子どもとの関わり方を もう一度考えてみましょう

 まずはお悩みの内容を整理してみましょう。お子さんが動き回って落ち着かないと、けがをしたり危ない目に遭ったりするのではないかという心配がありますね。そして大勢の中でじっとしていられないお子さんに対して、お母さん自身が困っているというストレスもありそうです。
 お子さんの様子を思い出してみてください。勝手気ままな行動をしていても、大事なときにはお母さんの方を振り向いて、目を合わせてくれますか? そうやって大人とのつながりがちゃんと持てているのなら心配いりません。この年齢は自由に探索行動をしながら好奇心や創造力を育てていく時期。でもそこにお母さんという安全基地があるからこそ、子どもは不安や危険から身を守ることができるのです。
 お子さんは今どんなことに興味を持っていますか? それを理解するには、子どもがしたいことに大人が付き合って、一緒に遊びを楽しむことが一番です。電車の中でも楽しくお話してみましょう。今の状況は3 ~ 4歳になれば落ち着いてくると思いますが、まずは保育園の先生に相談してみてはいかがでしょうか。それでも心配な場合は、相談室を利用するのも一つの手です。心理教育相談を行っている大学もあります。近くに利用できる大学がないか探してみてもいいですね。

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