口癖にしたい子育てが明るくなる子どもへの声かけBEST5

口癖にしたい子育てが明るくなる子どもへの声かけBEST5

子育てを楽しく、ポジティブなものにしていきたいなら、毎日使う言葉に気を配りたいものです。言葉には魂がやどっている、「ことだま」という考え方もありますよね。使う言葉がご機嫌になると、子どもとの生活もご機嫌になります。

今回は、子育て中にたくさん使いたいご機嫌な口癖をご紹介します。ちょっとした言葉の選びで親子でハッピーに過ごしましょう!

子育てが明るくなる口癖5つ

子育て中は、子どもへのポジティブな声かけを心がけると自分の心もぱっと明るくなります。また、そのことで子どもの感情が安定しやすくなり、ママやパパが怒らなければならないことも、減る可能性があります。

そこで今回は、ぜひ口癖にしたいフレーズを5つご紹介します。

すごくいいね!

「すごくいいね!」は、褒め言葉だと思われる方も多いでしょう。しかし正確には、褒めるだけではなく、相手のすべてを肯定することのできる「肯定言葉」です。子どもが何かをやり遂げたり、頑張りを見せたりしたときでなくても、「すごくいいね!」ならいつでも使えるでしょう。

例えば、子どもが「今日は、○○ちゃんと公園で遊んできた!」と報告してきたときは、「すごくいいね!」と反応することができます。「ふーん、そうなんだ」などと言われるのに比べて、子どもは自分の行動が肯定された、自分の行動が認められた、という気持ちになれるはずです。

「すごくいいね!」は、SNSの「いいねボタン」に似ています。パパやママはいいと思ったよ、という気持ちをストレートに伝えられる言葉です。

がんばってるね!

子どもが何かを頑張っていたときは、「がんばってるね!」あるいは「がんばったね!」という声掛けがおすすめです。これは、子どもが出した結果を褒める言葉ではなく、結果に至るまでの子どもの頑張りを「見てるよ」と優しく認める言葉といえるでしょう。

子どもにとって、大切なのはパパやママに認められることです。とりわけ「頑張り」というプロセスを認めてもらえることで、子どもは頑張ることの価値を知ることができます。

「がんばってるね」は、運動会の徒競走など、順位や点数がつくものにだけ使う言葉ではありません。一所懸命に食事を食べているときでも、遊んでいるときにでも使え、子どもにさまざまな自信をつけさせることができます。

そうかー、そうだよね

子どもがなにか、気に入らない気持ちやつらい気持ちを表現してきたときに役立つのが「そうだよね」という言葉です。もし子どもの感情が、あなたにも「無理もない」と思えるものだったら、「そうだよね、わかるよ」と共感を示してあげましょう。

例えば、友達同士のコミュニケーションがうまくいかなくてわが子が誰かを批判したときや、頑張ったけれど思いどおりの結果が出なくて落ち込んでいるときなどは、まず「そうだよね」という共感の言葉があると子どもの心を開きやすくなります。

もちろんわが子が理不尽なことを言っていると感じることもあります。単に頑張りが足りなかっただけだろう、と声を掛けけたくなることもあるでしょう。しかしそうであっても、最初に「でもさ」や「そんなこと言っちゃ駄目だよ」といった、わが子を否定する言葉を使ってしまうと、子どもは心を閉ざしてしまいます。

まずは共感の気持ちから会話を始め、徐々に子どもの考えが整理されるよう、事実確認を重ねていくと良いでしょう。

大丈夫、なんとかなるって!

生きていくうえで、深く考えることはとても大切です。一方で、考えすぎるよりも体を動かすほうがいいこともある、ということも教えてあげたいですよね。

とりわけ子どもに不安の感情が強いときや、「あとは実践するのみ」という段階に至っているときは、「大丈夫だよ、なんとかなるよ、とりあえずやってみようよ」と声をかけることが大切です。もちろん、つまづくこともありますが、結果的にどうにかなることは多いですよね。「なんとかなった!」の経験は、子どもに「失敗してもいいんだ、成功するとわかっていなくてもチャレンジしていいんだ」と教えてくれるでしょう。

成功するかどうかわからないものに一歩踏み出すのは、誰にとっても勇気のいることです。「やってみようよ」だけでは手足が動かないとき、後押しをしてくれるのは「大丈夫!」のひとことかもしれません。

ケガがなくてよかったよ!

子どもが何かを落としたり、ぶつかったりしたときに、ケガがなければぜひ「ケガがなくてよかった!」と声をかけてみてください。

例えば皿を落として割ってしまったような場合、パパやママがかけてしまいがちなのが「何やってるの!」という言葉です。しかし子どもはわざと皿を落としたわけではないため、何をやっているかと言われても困ってしまい、罪悪感や恐怖感が非常に大きくなります。

それがわざとではなく失敗だとわかっているのなら、「責められた」と感じさせることのないよう、まず「大丈夫?ケガはない?」と聞いてあげるのがおすすめです。ほっとすると、自分から「ごめんなさい、失敗しちゃった」と反省してくることも多いはずです。

明るい言葉で明るい毎日を過ごしましょう

使う言葉が明るいほうが、子どもの心は安定しやすくなります。またそれは、パパやママの心も同じなのではないでしょうか。

子育てのなかには怒らなければならないシーンもありますが、そうでないときはできるだけ、ポジティブな言葉がけで明るい毎日を目指してみてくださいね。

ライター

心理カウンセラー、占い師あん茉莉安の画像

心理カウンセラー、占い師 あん茉莉安

ふたりの女子の母。専門はスピリチュアルと発達心理学。得意分野は幼児教育、習い事、小学校お受験、中学受験など。趣味は歌とバイオリン。教員免許、図書館司書、学校図書館司書の資格をもっています。占いやパワーストーンを通してさまざまな癒しを皆さまへお届けしています。

子どもの健康・発達:新着記事

電子書籍

幼稚園児とママ・パパの情報誌

親子の保育園生活を応援する情報誌