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てぃ先生に聞いてみよう!「子どもと接するときに意識していること」
現役保育士であり、さまざまなメディアで活躍している「てぃ先生」は、子育て中のファミリーに寄り添う心強い存在。今回は、てぃ先生に普段から子どもと接するときに意識していることを聞きました。
先生への質問:子どもと接するときに意識していること
てぃ先生が子どもたちと接するとき、念頭に置いていることや意識していることはありますか? なぜそうしようと思ったのか、実際にそれで子どもたちがどう変わったのか教えてください。
大人と同様「様子を観察」&「したくなる声掛け」を
意識していることはたくさんありますが、根幹にあるのは「目の前の子どもを大人と同じように見て接する」ということ。僕が保育士になりたてのころ、子どもをガミガミ怒っても言うことを聞いてもらえず、「大人側の接し方や伝え方が悪いのでは?」と考えを改めたのがきっかけです。
例えば、職場の同僚やママ友にお願いをするときは、相手の様子を観察し、話し掛けても大丈夫だと判断した上で、丁寧な言葉で頼みますよね。でも、相手が子どもだとどうでしょう? 料理を作っていてそろそろごはんだからと、子どもの様子をきちんと見ることをせず、「ごはんだからお片付けして」と声を掛け、それでも片付けないと「さっきお片付けしてって言ったよね」「おもちゃを捨てるよ」などと怒っていませんか?
それでは子どもが気持ちよく動けなくて当然ですよね。子どもに何かしてほしいときは、子どもが動ける状況なのか、話し掛けても大丈夫なのかを観察し、それをしたくなるような言葉を掛ける。そんなふうに、大人と同じようにきちんと接するようにしたら、子どもたちもちゃんと応えてくれるようになったんです。
ここがPoint!
子どもは「言うことを聞かせる対象」ではありません。「大人と同じようにコミュニケーションを図る相手」なのです。