更新 :
元乃木坂46・衛藤美彩さん「娘が生まれて特に考えるようになった母・祖母との関わり」
祖母との関わり
今回は私の母、祖母との関わりについて、お話しします。私の母方の祖母は、私が生まれる前に亡くなってしまったので、会ったことがないんです。でも母から、祖母がどんな人だったかを昔からよく聞きます。
祖母はそれはそれは綺麗で、授業参観にはビシッと着物を着てきて、女優さんのような佇まいだったと(母は恥ずかしく、洋服で来てほしいとお願いしていたとか)。長く使えるような品質の良いモノやブランドも好きで、洋服もデパートでオーダーするなど、とてもおしゃれで当時の最新美容にも敏感だったそうです。
なんといっても性格が私にそっくりなのだそう。仕事観、子育て観、女性として、考え方がそっくりで「母を見ているみたい」と私の母に言われます。私が母親になったことで、より似てきたそう。
私の子育てを見ていると、母は祖母が自分にしてきた子育てと重なって「本当に似ているわ!」と話しますが、その姿はどこかうれしそうです。
そして私の母は、私や祖母と真逆の性格の持ち主。自然が大好きで、感性豊かで自由な性格です。私と似ているところもあるけれど、根本的な考え方などは違うことの方が多いです。
そして私の母は言います。「◯◯ちゃん(私の娘)は私に似ている気がする」「祖母が生きていたら美彩にしてあげたかったこと、きっとたくさんあると思う。私は今元気に生きているのだから、私も孫たちと楽しい時間を過ごして良き理解者でいたい」と。
私は祖母に直接会ったことがないけれど、確かに祖母とのつながりを感じることができます。きっと祖母が生きていたら、一緒に美容旅に出かけたりデパートで買い物をしたり、きっと趣味も似ていたのだろうなと存在を近く感じます。祖母から母へ、母から私へ、私から娘へ。四世代に渡っての命リレー。
私の娘も“おばあちゃん”との時間をたくさん一緒に過ごしてほしいなと感じました。私たち両親とはまた違った愛をたっぷり受けて育って、私よりもさらに心豊かな人に育ってくれたらうれしいです。