【行事育のすすめ】おせちのいわれを知っていますか?子育てに取り入れたい“行事育”とは?

教えてくれたのは…三浦康子さん

和文化研究家、All About「暮らしの歳時記」ガイド。各種メディアで活躍中。さまざまな文化プロジェクトに携わり、子育て世代に「行事育」を提唱している。著書、監修書多数。

子育てに取り入れたい“行事育”とは?

文化と愛情がベースの「行事育」をご存知ですか?行事文化が脈々と続いているのは、幸せを願う気持ちをモノやコトで表す愛情表現だから。おせちはその代表格です。「行事育」には自分の根っこになる・絆になる・賢くなる・心豊かになる・元気になるという「五つの力」があります。親子の人生を豊かにしてくれる「行事育」を子育てにぜひ生かしてください。

お正月は日本の行事の大黒柱

お正月のさまざまな習わしは、「年神様」という新年の神様を家に迎えるために生まれました。幸せを授けてくれる年神様は大切なお客様なので、大掃除をして、結界となるしめ飾り、案内役の門松、居場所となる鏡餅をしつらえ、おせち料理でもてなします。一連の行事にはストーリーがあるので、意味を知ると一層 楽しめますね。

幸せを感じる “思い出ボタン”

日本の行事は巡る文化なので、毎年その時期がくるたびに思い出がよみがえるという特徴があります。私はこれを「思い出ボタン」と呼んでいますが、文化と愛情がベースの「行事育」でできた思い出には、親子の絆を強める力があります。家族の思い出はかけがえのない宝物。子どもの「思い出ボタン」が押されたときに、幸せを感じられるようにしたいですね。

ライター

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こどもりびんぐ &あんふぁん編集部

「子育ての迷いに、頼れるコンパスを。」子育て中のママ・パパの気持ちを楽にする記事を発信中。未就学児〜小学生を子育て中の現役ママ・パパも多い編集部です。

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