人に甘えられない、無類の強がり…「O型っ子」のトリセツ
O型というと、子どもか大人かに関わらず「忘れっぽい」と言われることもあり、ママから「O型の子どもに対して心配しっぱなし!」という声をよく聞きます。
しかし、だからといって「O型ってたいして気にしてないから…」と思っていると、親のほうが痛い目にあってしまうかも!
今回は、占い師で心理カウンセラーである筆者が、O型の子の性格や行動、そしてO型っ子との相性をママの血液型別にご紹介します。
「B型っ子」のトリセツはこちらhttps://enfant.living.jp/mama/mamnews/588654/
「A型っ子」のトリセツはこちらhttps://enfant.living.jp/mama/mamnews/609874/
O型の子どもの性格は?
O型は、「大雑把だ」「おおらかだ」とよく言われます。果たしてそれは正解なのでしょうか?
答えは…「半分正解!」
世間一般に、おおらか、おおらかと思われているO型ですが、どちらかというと「おおらかに振る舞おうとする」というのが正解です。
友だちとの間に何かショックなことがあっても、O型っ子は「いいよいいよ、大丈夫だよ!」と笑顔で平静を装い、相手を許そうとします。
また、パパやママに厳しいことを言われても、「全然気にしてないもん!」という顔をします。
要は、O型っ子は無類の強がり。人に弱みを見せることが苦手で、甘えられることはあっても、甘えることがなかなかできずに苦労することが多いのです。
反面、A型のように、他人から自分に対する評価を気にすることはあまりありません。
ただ、焦ったり、人に弱みを見せたりすることが、自分の中で格好悪いと思っていて、自分のプライドが許さないだけ。
それでも、「O型っ子は強い」と思っている両親やお友だちから遠慮なく頼られてしまうので、本当は一人で抱えきれないようなことを一人で抱えているO型っ子も多いのが現実。
O型っ子の抱えているプレッシャーは、他のどの血液型よりも大きいと言えるでしょう。
A型ママ×O型っ子の相性
A型のママから見て、O型っ子はとても心配な存在です。
まず、A型ママが「ちゃんとしておくべきだ」と思うことのほとんどを、O型っ子はちゃんとしません。例えば、戸棚の中のお皿を種類別に分けて並べたりしないし、寝る前に机の上のものは片付けないし、幼稚園から帰ってきたら、制服はハンガーに戻さないか、曲がって引っかけられています。
おおよそ、A型ママの想像を越えた行動をするのがO型っ子なのです。
しかし、A型ママがやり方を間違えてしまうと、O型っ子の素材を丸ごとつぶしてしまうこともありますので、注意したいところ。
A型ママとしてはO型っ子の足りないところに手出しをして、「何でもママがやったほうが早いわ!」と思ってしまいがちです。ところが、これがNG! O型っ子の自立心を妨げ、創意工夫をしてぐんぐん伸びるはずのものが、育たなくなってしまいます。
またA型ママのほうも、O型っ子の世話を焼きすぎることで、精神的にO型っ子に支えられることに慣れてしまい、将来的に子離れが難しくなってしまうかも…。
「かわいい子には旅をさせよ」がA型ママ×O型っ子の合い言葉です!
B型ママ×O型っ子の相性
B型ママの場合、O型っ子とは適度な距離感を保ったまま、うまくやっていける可能性が高いと言えます。
子どものことよりも、自分の興味関心のあることに一所懸命になりがちなB型ママ。そんなB型ママをコントロールしているのは、むしろおおらかなO型っ子のほうかもしれません。ママの興味のあることに付き合って、その中から自分の興味、関心の世界を広げていくことができるでしょう。
その分、B型ママにはO型っ子の抱える心の負担がなかなか理解できません。いつも平気そうな顔をしているO型っ子を見て、「この子はこれでいいんだ」と納得してしまいがち。
どうしても我慢してしまうO型っ子ですから、ママには言えない心の負担を抱えているかもしれない、ということはママも常に考えておくと良いですね。
O型っ子が大きくなるにつれて、奔放でトラブルを起こしがちなB型ママのサポートをしてくれるようになります。
決してベタベタするわけではないけれど、親友のような関係を築ける可能性のある相性です。
O型ママ×O型っ子の相性
O型ママにとって、O型っ子は似たもの同士。またO型は元々勘が鋭く、相手の考えていることを読み取る能力に優れていますので、本音を隠しがちなO型っ子の考えていることは、O型ママには筒抜けになっているかもしれません。
その分、無理をしてしまいがちなのはO型ママのほう。基本的に自己犠牲が得意なO型同士ですから、O型ママは自分の意志やスケジュールを大幅に犠牲にして、O型っ子の要望に応えたり、O型っ子を伸ばすために全力を尽くすでしょう。
結果的にO型ママが息を詰まらせてしまい、ストレスがたまってイライラしてしまうこともしばしば。
上手に息抜きをすれば、O型っ子にも上手に接する時間を長く取ることができるでしょう。そして、O型ママが子どものことだけでなく、自分のことも一所懸命に自己実現していくことで、O型っ子から見ても尊敬できるママになっていきます。こうなれば、お互いに相手を認め合える良きライバルでいることができそうです。
AB型ママ×O型っ子の相性
ママの血液型がAB型、子どもの血液型がO型…という組み合わせですが、AB型の親からO型の子は生まれません。つまり、何らかの事情で、本来血のつながりはないけれど、ご縁があって親子になれた…そんな2人であるはず!
些細な事情を気にするのは、O型っ子よりもAB型ママのほうでしょう。O型っ子にとっては、これまでに何があったかということよりも、ママがどのように自分を信頼してくれるか…ということが大切なのです。
他人との間に壁を作りがちなAB型ママにとって、時々わかったようなことを言うO型っ子は苦手だと感じられるかもしれません。しかし、ママが作った壁が、そのままO型っ子との間の壁となってしまいますから、できるだけO型っ子をブロックしないように心がけたいですね。
また、天才型のAB型ママから見ると、大器晩成型のO型っ子は遠回りが多く、さまざまな物事について、AB型ママとは違った考え方をしがちです。
これも「私には理解できない…」と考えるのではなく、「そういう受け止め方もあるんだ。面白い」と、子どもの独特な受け止め方に敬意を表してあげましょう。すると、O型っ子も、ママが自分を認めてくれた! と自信を持って個性を伸ばすことができますよ!
O型っ子は大器晩成型!
良くも悪しくも、O型っ子はズボラで、繊細さに欠ける部分があります。ただ子どものうちは頼りなく見えるそんな部分も、大人になれば良い意味で、急な予定変更にも臨機応変に対応できる大胆さにつながっていきますので、心配はご無用!
そして、ズボラなように見えても、物事の本質をズバリと見据え、大事なところを確実に抑える力のあるO型っ子は、著しく後伸びする可能性を秘めています。
ママとしてはイラッとすることもあるとは思いますが、長い目で見てあげることによってどんどん伸びていく側面もあるのだということを忘れずに、O型っ子に接していきましょう。
<文・写真:フリーランス記者 あん茉莉安>