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映画しまじろう『しまじろうと ゆうきのうた』ゲスト声優を務める山里亮太さん&小野あつこさんへインタビュー

3月14日(金)公開の映画「しまじろうと ゆうきのうた」で、声優を務めた山里亮太さんと小野あつこさんに映画の見どころや、ストーリーの感想を聞きました。
しまじろうと冒険する 日がくるなんて!?
声優として参加すると決まった時の感想を教えてください
山里さん:本当にうれしかったです。娘の友達と一緒に仕事をする感覚、いつも遊んでもらっているしまじろうと僕が共演するということで、もう全力で遊んでもらおう!と気合が入りました。
小野さん:お話を聞いた時は「本当なの?」と聞き返しちゃいました(笑)。子どもの時、こどもちゃれんじをやっていて、しまじろうはずっと寄り添ってくれていたので、ここでまた再会ができてうれしかったです。
日頃からしまじろうを見ているという山里さん、ご家族の反応はいかがでしたか?
山里さん:奥さんは開口一番に「すごいね!」と言っていました。しまじろうは、夫婦にとって娘の友達だと思っているので、娘の友達と冒険ができるんだとうれしかったです。奥さんは、娘が喜ぶものがすべて好きなので、それが増えることがうれしくてダブルで喜んでいました。
娘さんには報告しているのですか?
山里さん:内緒です。何も伝えず映画館で見ようかなと思っています。でも、ちょっと気付いているところもあるみたいで、他の作品でも内緒にしていたら、僕が声優をしたキャラクターを好きになるんですよね。今回演じたペペはどうでしょうね、映画館でスンッとされても、さみしいですけど(笑)。
生きる上で大切なことが全部詰まった作品
今回のストーリーを通して、 感じたことを教えてください
山里さん:一歩を踏み出す勇気を持てたことがカッコいいなと思ったのと、それを全力で応援する仲間もカッコいいなと思いました。「一歩が本当に大切なんだよ」としまじろうから教わりました。全てにおいて臆病になったり、頑張れないと落ち込んだりした時に見れば、大切なことはここに全部詰まっている作品だなとも感じました。最後に背中を押してくれる仲間がいるって、すてきですよね。
小野さん:自分を信じることの大切さを感じました。仲間がいるから強くなれると思いますし、大きな一歩も小さな一歩も成長につながっていく、また周りにすてきな仲間がいるから、自分を信じていけるんだなとも思いました。劇中の歌のシーンでは、勇気付けてくれる歌のパワーも改めて感じましたね。
映画のストーリーにちなんで、最近冒険をしたというエピソードはありますか?
山里さん:相方(南海キャンディーズのしずちゃん)と、ついにわが家で鍋をしまして、それは大冒険でした!こんな日が来るなんて。きりたんぽ鍋を作って食べたんですけど、きりたんぽが8本あって、相方が5本食べてしまい、最終的に空気が悪くなっちゃったんですけどね。これはもう大冒険であり、挑戦でした。
小野さん:最近、ウクレレを買いました。イベントで歌を歌うんですけど、その時に弾き語りができたらいいなと思いまして。YouTubeを見ながら練習していますが、なかなか上達しないので、まずは教室探しから。まだ挑戦は始まったばかりです。
ぺぺは普段の山里さん!声優の楽しさと難しさを痛感
映画のオリジナルキャラクター・ぺぺについて
山里さん:今までいろいろやらせていただきましたが、僕が関わったキャラクター史上、一番かわいいんですよね。「果たしてかわいらしさが出せているのか?」と思いましたが、必死で楽しんでもらおうとがんばるんだけど「もう無理!」って言うところのかわいらしさがいいなと。ペペたちが所属する劇団の舞台でトラブルがあり、急遽ペペが一人で場をつなぐ場面があるのですが、そんなシーンは自分と重なるところがありました。

これまでもいろいろなキャラクターを演じられてきたと思います。声のお仕事はもうお手の物ですか?
山里さん:全然全然、毎回、お邪魔します!という感覚でいます。声優さん、本当にすごいですよね。やればやるほど、「なんてことに挑んで、なんてことを続けているんだ」と回を重ねるごとにリスペクトをしています。もう、山寺宏一さんは天才だなと。たくさんの人の努力が詰まって、声を吹き込むのって最後じゃないですか。そこまで積み上げた大切なもの、その方々の邪魔にならないように、と思っています。
ペペの役づくりはされたのですか?
山里さん:まあ、家族で水族館に行ったりするとペンギンも見ますが、ほぼ鳴かないので活かしようがないですね(笑)。周りの方にも「どんな声ですかね」と相談したら、「ペペは抜けているところがあって、ネタですべったりするので、いつも通りで大丈夫ですよ」と言われて、最初は納得したんですけど、「ん?いつも抜けてすべってるってこと?」と思い、リラックスできていつも通りの自分で挑みました。
伸びやかな小野さんの声に注目
今作が映画の声優は初挑戦という小野さん、実際に挑戦した感想を教えてください
小野さん:初めて、映像を見ながら声を出すという経験をしましたが、口が開いたらしゃべろうと思うともう遅くて、タイミングが全部ズレちゃって、それがまず衝撃で、みなさんどうやっているんだろうと悩みました。
また、セリフの前後の方と一緒にいるわけではなくて、一人ずつの収録なので完成形を想像しながら言葉を発して、声だけで参加をするというのは、歌ともお芝居とも違うんだなと感じました。でも、とても楽しかったです!
フラミンゴのおねえさん役ですが、役づくりはされたのですか?
小野さん:はい!フラミンゴの骨格をイメージして(全員驚き)。ビジュアルから、どんな声が出るのかなと想像しました。鳥は大好きなので、動物園に行ったり、観察をしていて声のイメージを膨らませていました。そして普段よりもおねえさんらしく、いつもとはかけ離れた声を目指しました。

劇中歌はセリフの中に溶け込むような形で入っているところが、素晴らしいなと思いましたが苦労もあったのですね
小野さん:この歌は前奏があるわけではなくスッと入らなければいけないので、どう合わさるかということも、想像しながらでした。それなので、完成したものを見た時は感動でした。
主題歌「ゆうきのうた」は親子で歌いたくなるすてきな曲です。小野さんも子どもの頃、歌に勇気をもらったり、励まされたりなど今も覚えているような印象的な経験はありますか?
小野さん:幼稚園の卒園式で歌った「おもいでのアルバム」という曲が印象に残っています。私は、人や環境と“さようなら”することが苦手で、卒園が本当に悲しかったんですけど、当時その曲を歌うと幼稚園での楽しかった出来事を思い出して悲しい気持ちが和らぎました。歌に支えてもらえましたね。今でも覚えているので、映画を見たお子さんに「ゆうきのうた」で少しでも勇気を与えられたらいいなと思います。
どんな月齢の子でもワイワイ楽しめる!
この映画が子どもの”映画館デビュー”になるかもしれない、ママ・パパたちへのメッセージ
山里さん:子どもたちへ「こうやって応援するんだよ」と伝えると思うんですけど、その時にはママ・パパも全力でやってほしいですね。自分もしまじろうの仲間として、子どもになった気持ちで一緒に盛り上げてくれたら楽しいと思います。僕はもう、映画館に行ったら全力でやりますよ!歌も歌いますし。
小野さん:映画の中で体を動かしたり、声を出したりするほか、途中で6分の休憩時間があるなど、どんな月齢の子でもみんなで楽しめる映画になっています。そして、大人もきっと心動かされるメッセージ性の強いストーリーなので、家族みんなでワイワイと見てもらえたらうれしいです。
3月14日(金)公開!映画しまじろう『しまじろうと ゆうきのうた』

【ものがたり】
しまじろうたちが楽しみにしている「キャプテンハット」のショーが、ちゃれんじじまでいよいよ開催!主役のキャプテンハットを演じる自信がないマイリーとしまじろうは、魔法の「マジカルカバン」に吸い込まれ、カバンの中の世界で冒険することに…。ショーの成功のカギは、しまじろうたちの冒険での挑戦と、みんなで歌う「ゆうきのうた」。自分や仲間を信じる大切さを伝えるストーリー。
声の出演:南 央美 高橋美紀 山崎たくみ 鈴木真仁 稲葉 実
ゲスト声優:ファイル―ズあい 山寺宏一 岡村明美
山里亮太(南海キャンディーズ)
主題歌:「ゆうきのた」小野あつこ(NHK E テレ 第 21 代うたのおねえさん)
監督:河村友宏 脚本:杉浦理史 ブラジリィー・アン・山田
音楽:野中❝まさ❞雄一
アニメーション制作:上海合源文化传媒有限公司 白組
原案:ベネッセコーポレーション 配給:TOHO NEXT
製作:ベネッセコーポレーション 上海合源文化传媒有限公司
協賛:イオンモール TSC テレビせとうち
©Benesse Corporation 1988-2025/しまじろう ©上海合源文化传媒有限公司
撮影/多田直子 ヘアメイク/根本茉波(style45)・安藤千浪 スタイリスト/山田隆太(Ryjuma)・三原千春 取材・文/森岡陽子