鈴木福さんが映画「野生の島のロズ」で声優に挑戦! 映画、またポジティブに楽しむ鈴木家の子育てについてインタビュー

2月7日(金)公開の映画「野生の島のロズ」で、声優を務めた鈴木福さん。演じた「キラリ」は、自身と重なる部分があったそう。映画のこと、鈴木家の子育てについて聞きしました。
年代や環境によって心に響く部分が違う作品
ー声優として参加した感想を聞かせてください。
声だけで演じる、伝える、というのは改めて難しいことだと感じましたが、俳優の表現力としても大切な部分だと思っているので精一杯やらせていただきました。僕が声優を務めた雁(がん)の子「キラリ」は、苦境の中でも前に進むためにチャレンジを続けるのですが、ポジティブな性格が自分と重なり、気持ちが通じる部分もありました。
ー映画の見どころは?
子どもにとっては親への感謝、また親にとっては子どもとの向き合い方について考えるきっかけになるなど、見る人の年代や環境によって心に響く部分が違う作品だと思います。ドキドキするアクションシーンや予想外の展開で、最後まで目が離せません。最新型アシスト・ロボットの「ロズ」と動物たちの絆、「キラリ」が一生懸命に前を向いて成長しようと頑張る姿をぜひ、劇場で見守ってください。
ポジティブに楽しむ鈴木家の子育て
ー「キラリ」のように、幼少期に両親と一緒に挑戦したことはありますか?
お芝居のセリフを覚えるのに付き合ってもらったこともたくさんありますが、今でも覚えているのは、4歳の頃、レッスンでボックスステップがどうしてもできなくて、床にテープを貼って両親と一緒に練習したことです。できるようになった時はすごくうれしかったです。
ーポジティブ思考が育つ鈴木家の子育てとは?
まず両親がポジティブな性格。僕たち子どもの前で弱音を言ったりマイナスに考えたりすることがなく、自然と僕もポジティブ思考になったと思います。思いやりを持って行動する、あいさつをきちんとすることは、当たり前にできるようにと、小さな頃から言われていました。
何でも話せる関係性が乗り越えられる力に
ー学校と仕事の両立を両親はどうサポートされていました か?
1歳から芸能活動を始め、母は平日、父は土日に僕の仕事に付き添ってくれました。仕事で必要なことや学校の勉強も教えてくれました。一人で仕事に行くようになっても、仕事や学校の悩みを、両親が聞いてくれました。何でも話せる関係を作ってくれたことで乗り越えられたことがたくさんあります。
ー学校と仕事の両立で意識されていたことはありますか?
中学生になって部活が始まった時、忙しくてもとにかく楽しむ気持ちを持つようにしました。仕事のストレスは学校で友達と話したり、部活に打ち込んだりすることで発散、学校で嫌なことがあれば仕事を楽しむことで補う、というように、自分なりにバランスを取っていたのが良かったなと思っています。

撮影/尾島翔太 ヘアメイク/堀川知佳 スタイリスト/作山直紀 取材・文/やまさきけいこ
映画「野生の島のロズ」

ピーター・ブラウンによる童話「野生のロボット」シリーズをドリームワークス・アニメーションがアニメ映画化。野生の島で起動した最新型アシスト・ロボットの「ロズ」は、ひょんなことから雁(がん)の子「キラリ」を育てることになり、動物たちとの共生の中で優しさや愛情を理解し始める。
2025年2月7日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
©2024 DREAMWORKS ANIMATION LLC.
配給/東宝東和、ギャガ