ダイニングテーブルが物置になっていない? すっきりきれいなテーブルを保つ2つのポイント

ダイニングテーブルが物置になっていない? すっきりきれいなテーブルを保つ2つのポイント

ダイニングテーブルの上に物をチョイ置き。でも、ちょっとのつもりが、ずっと置いてあったりしませんか? 今回は、テーブルが物置と化さないための収納の見直し方や、テーブルの上のキレイを保つコツを、整理収納アドバイザーのぽりこさんが紹介します。

ダイニングテーブルは物がたまりやすい

帰宅したら手に持っていたものをとりあえず置いたり、何か作業をした物をそのまま置いていたりと、ダイニングテーブルの上に物を置きっぱなしにしてしまうことってよくありますよね。食事の時は一旦端に寄せても、狭いスペースで食べることになりますし、そのままにしているといつしか物の山…なんてことも。

そう、ダイニングテーブルは物がたまりやすい場所なんです! 理由は、ダイニングテーブルが人の集まる場所に置かれており、腰高の位置はつい物を置いてしまいやすい高さだから。

それを踏まえて、できれば常にまっさらなテーブル、置くとしても必要最低限の物だけ、というキレイな状態を保てるように、テーブル周りを見直してみませんか。

テーブルに置きがちな物を分析

ダイニングテーブルにいつも置いてある物、つい置いてしまいがちな物は何でしょうか? ティッシュや調味料など、ダイニングテーブル上でよく使う物や、子どもがもらってきたプリント類、郵便物、新聞、リモコン、生活用品など、「後で見よう」「後で片付けよう」と思っているような物が多いかもしれません。

それらを「収納の定位置(片付けるべき場所)」という観点で分類してみると、こんな物ではないでしょうか。

・定位置が決まっていない物(まだ要・不要の判断をしていない物も含む)
・定位置は決まっているが遠い物(距離だけでなく、片付けるまでの工程が多い物も含む)
・はっきりと決めたわけではないが、ダイニングテーブルの上が定位置になりつつある物

つまり、なんとなく収納に迷うような物が集まりがちだということです。

もちろん“ダイニングテーブルの上に置くのが一番便利”という物は置いていいのですが、定位置が決まっていない物や、なんとなくでダイニングテーブルの上が定位置になりつつあるような物は、テーブル以外に置き場所を見つけるまでずっとそこにあり続けてしまうため、他の場所に定位置を決める必要があります。また、すでに定位置が決まっている物は、そちらに戻せばいいはずですが、戻すことが面倒に感じてしまうようなら、それも収納の場所や仕組みに改善の余地があります。

アイテム別収納方法

ここからは、ダイニングテーブルの上に置かれがちなアイテム別に、整理・収納の方法を紹介します。

郵便物・チラシ類

一度チェックが必要な紙類は、ダイニングテーブルに置く前に目を通し、どうするか決めてしまうのが一番です。さっと目を通して必要なければ廃棄してしまいましょう。

わが家では、玄関からダイニングに向かう廊下の途中の収納に資源紙ゴミを入れる紙袋を置いておき、不要な物はすぐそこに入れるようにしています。宛名など個人情報の部分は、切り取ってシュレッダーで処分します。

ダイニングテーブルにたどり着く前に処分

時間がなくて後で見ようと思う物は、仮置き場にまとめておきます。仮置き場は、あらかじめダイニングテーブル以外の場所に決めておくのがポイント。また、興味や必要があって後からまた見返す必要がある物は、別途ファイルにまとめるなどして定位置を作ります。

わが家の仮置き場は、ダイニングテーブル脇の収納棚です。一番上の引き出しの中はパパの物、スツールの上はママの物、というように、人ごとに場所を分けています。

プリント類

プリント類の整理については、以前の記事『園や学校のプリント類がたまる…。クリアファイル3枚で完成する整理術』で紹介した、“もらってきたらすぐにクリアファイルに仕分けする”という方法があります。詳しいやり方はこちらを参照してくださればと思いますが、簡単に言うと、重要度・緊急度に応じて3枚のクリアファイルに分けて保管します。ダイニングテーブルでプリントを見る習慣があるなら、クリアファイルの定位置はテーブル近くの収納がいいと思います。別の場所でプリントを見ることが多いという場合は、収納場所もその近くにします。

調味料

食事の時に使う調味料も、出しっぱなしにしてしまうとテーブルの上がごちゃつく原因に。複数ある場合はカゴなどにまとめ、冷蔵庫やキッチンの収納棚を定位置にしましょう。

薬・サプリメント

毎日飲む薬やサプリメントなどは、水と一緒に飲むことを考えて、キッチンの近くに定位置を作るといいかもしれません。そうすれば、コップを取り出し水を入れて薬・サプリを飲むまでの行動がキッチンで完結します。食器棚などキッチンの収納棚に、引き出しやカゴを使ってまとめるといいですね。

キレイを保つ2つのポイント

ここまでアイテム別に見てきましたが、その他の物についても共通して使える、テーブルの上のキレイを保つコツを挙げてみます。

1.テーブルに置く前にできることをする

チラシやダイレクトメールなどのように、ダイニングテーブルに置く前に処理できるものは、なるべく先に済ませてしまうようにします。テーブルに置く物をできるだけ減らすための心がけです。玄関からダイニングテーブルまでの動線上にゴミ箱を置くなど、そのための仕組みを作っておくとスムーズです。

2.テーブル周りの収納を活用する

ダイニングテーブルの近くにある収納をうまく活用できると、テーブルのキレイを保ちやすくなります。テーブル周辺にはどんな収納がありますか?

外から入ってきたばかりの物など、ついテーブルにチョイ置きしてしまう物には、テーブルに一番近い収納に仮置き場を作っておくと便利です。引き出し1杯分・収納棚1段分・このカゴに入る分など、範囲を決めておきます。そして、仮置き場の方に物が置きっぱなしになってしまわないよう、中をこまめにチェックすることは必要です。

また、テーブル付近で使う頻度が高く、本来の定位置が遠いものは、思い切って「定位置をダイニングテーブルの近くに移動する」というのも1つの手です。定位置を移すことが難しければ、例えば、ダイニングテーブル近くの収納に、そういった物の仮置き用ボックスを置いておき、1日の終わりにまとめて本来の定位置に戻すようにするなど、片付けるための労力を少なくする方法を考えてもいいですね。

最後に

食事の前や寝る前など、時間を決めてダイニングテーブルの上をリセットするのもおすすめです。テーブルの上をキレイにして、気分もすっきりさせましょう!

ライター

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整理収納アドバイザー ぽりこ

中1女子と小4男子の2児の母。楽して片付く暮らしやすい家をめざして日々研究中です。

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