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こだわりの144層!ひんやりおいしいミルフィーユチョコができるまで。メリーチョコレート船橋工場を見学してきました!

高級ギフトチョコレートをはじめとする洋菓子やスイーツの製造・販売を手がける「メリーチョコレートカムパニー」。1950年の創業以来、子どもから大人まで、幅広い世代に愛され続けています。そんなメリーチョコレートの人気商品「ミルフィーユ」が、2025年6月「ジャパン・フード・セレクション」にてグランプリを受賞!今回は、メディア向けに初めて工場見学の機会をいただき、その製造の裏側に迫ってきました!
3日がかりの手間から生まれるミルフィーユ
1986年に操業を開始した船橋工場は、南船橋から車で15分ほどの海に面した場所にあります。メリーちゃんが描かれた建物が見えてきました!

まずは「ウェルカムミルフィーユ」とともに、工場の概要説明から。

船橋工場では、ミルフィーユの全工程を担っており、製造は3日間にわたって丁寧に行われています。現在、ミルフィーユは季節限定商品を含めて全21種類。2024年度には、年間で約3724万個もの生産実績があり、年々人気は高まっているとのこと。

あまい香り漂う中、工場見学スタート
今回はガラス越しの見学ではなく、実際に製造ラインの中へ。白衣や帽子を着用し、所定の衛生管理手順を経て、いよいよ製造現場へと足を踏み入れていきます。

まずは、パイ生地の焼成工程から。4台のオーブンを使い、約230度でおよそ28分(時間は季節によって変動)かけてじっくりと焼き上げます。

ミルフィーユに使用されているのは、なんと144層にも折り重ねられた折りパイ生地。サクサク感はもちろん、チョコレートとの相性やくちどけの良さまで、細かく計算されているのだとか。

続いて、生地の間にクリームを挟んでいく工程へ。こちらのクリームにもこだわりが詰まっています。

あくまでも主役はチョコレート。だからこそ、クリームはチョコレートと合わせたときにしっかり味が立ちつつ、チョコの風味を邪魔しない、絶妙なバランスで設計されているそうです。

クリームをサンドしたミルフィーユは、そのまま冷蔵庫で一晩寝かせ、スライサーで縦横にカット。1シートから約162本分ができます。

カットされたミルフィーユたちがベルトコンベアの上を、まるで小さな山を登って下っていくように進む様子は、とってもかわいらしくて印象的でした。

その後は、エンローバーと呼ばれる専用の機械でチョコレートをコーティング。ここで使われているのは、ミルフィーユ専用に開発されたオリジナルチョコレートです。

最大のこだわりポイントは、2段階がけ。2回に分けて贅沢に、しかもムラなくしっかりとコーティングすることで、あの満足感のある味わいにつながっているのです。

スピードと繊細さを両立する最新機器も
チョコレートでコーティングされたミルフィーユは、次に包装工程へ。なんと1分間に約250個というスピードで、次々と自動包装されていきます。


そして、2023年に導入されたという新しい箱詰め機械にも注目。人の手から機械へとバトンタッチされた工程では、繊細なミルフィーユが丁寧に、かつスピーディーに箱詰めされていく様子が圧巻です。

つぶさぬように扱いながらも、流れるように作業が進む様子に、思わず見入ってしまいました。

ここからさらに紙包装などを経て、店頭で目にする「あの完成形」へと仕上がっていくのです。

見学の最後には、社員の方におすすめのアレンジ食べ方も教えていただきました。

まずはお子さん向け。アイスにミルフィーユを添えて、パフェ風にしてみたり、チョコペンで顔やメッセージを描いてデコレーションしたり、小さなお菓子と組み合わせてアレンジするのも楽しそうですね。

そして、パパママにおすすめしたいのがこちら。


「ストロベリーミルフィーユ」にブラックペッパーをひと振り。さらに白ワインを添えれば、甘さの中にスパイシーなアクセントが加わり、ちょっと贅沢な大人の時間を演出してくれます。

他にも、クリームチーズやマッコリとの相性もいいそうですよ!
暑い日こそ、おうちでひんやりおやつ
まだまだ暑い日がつづきますが、そんなときこそ、おうちでひんやり冷やしたミルフィーユチョコを楽しんでみてはいかがでしょうか。自分なりのアレンジを試してみたり、3日間にわたる製造工程を思い浮かべながら味わったりするのも◎。なお、今回特別に見学させていただいたメリーチョコレート船橋工場は、一般公開されていませんのでご注意ください。