大阪・関西万博の会場で楽しめるグルメって? くら寿司、スシローなど子育てファミリー注目の10社のメニューを一挙紹介

2025年4月、あと2カ月ほどで開幕する「大阪・関西万博」。いよいよ現実味を帯びてきましたよね!
先日、2025年日本国際万博博覧会協会による「未来の食の楽しみ発表会~EXPO FOOD COLLECTION 2025~」に参加してきました。
万博のグルメの一部を先行してチェックできるとあって、メディアの人々で大盛況でした。
万博会場では、未来の「食」や「くらし」を体験できたり、SDGs達成に向けたフードロス・資源循環に配慮した取り組みをしたりする飲食店が約70店舗出店予定。
そのほか海外パビリオンや民間パビリオンも約30店舗ほど出店するそう。
つまり計約100店舗!
1日頑張って5店を回ったとしても、全制覇するには20日かかります。
グルメという一面だけでも、何度でも足を運ぶ価値がありそうですね。
「世界とつながる」「未来にうれしい」メニューが勢ぞろい!子育てファミリー注目のグルメを紹介
今回発表された店舗・メニューの中から、子育てファミリー注目の10社のグルメを紹介します。
■世界最長の回転レーンに並ぶ約70の国・地域の特別メニュー/くら寿司
1970年の大阪万博では、「回転寿司」は大きな話題になったのだそう。
くら寿司では、今回の万博で、「回転ベルトは、世界を一つに。」をテーマに、約135mの世界最長の「始まりも終わりもない、回転ベルト」が登場!
同店で人気の寿司メニューのほか、約70の国・地域の代表的な特別メニューを提供します。
こちらはその一部。見たことも聞いたこともないメニューが並ぶ様子に、テンションがあがりました。

回転ベルトに流す抗菌寿司カバー「鮮度くん」も万博特別仕様に。
万博カラーである赤と青が握手するモチーフを採用したデザインになっています。

2月7日からは、くら寿司の全国の店舗で世界各国の特別メニューを1種類ずつ先行して販売中。店舗をめぐることで、さまざまなメニューを試せるほか、ポイントラリーも実施されています。
■「水」の大切さに想いを馳せる「天然水のかき氷」/サントリー
1970年の大阪万博にも参画したサントリーは、当時「生命(いのち)の水」をテーマに掲げ、アラスカの氷河の氷で作られたウイスキーなどが話題になりました。
今回の大阪・関西万博のテーマは「水と生きる」。
自然の大切にする、50年前と一貫した想いが伝わりますよね。
こちらは「SUNTORY PARK CAFE」で提供される「天然水のかき氷」。

20年以上かけて育まれた「サントリー天然水」のかき氷は、まず氷だけを食べる=「天然水を食べる」ことで自然の恵みに思いを馳せられるようにと、あとがけスタイルになっています。
湘南の人気店「かき氷の店 埜庵」が監修したオリジナルシロップと練乳をかけていただきます。
万博期間中は、暑い時季が長いだけに、かき氷は子どもにとっても大人にとってもサイコーなごちそうですよね!
また、飲料の中に3Dアートを描く「Lidris」(リドリス)のデモンストレーションも実施されていました。

ジュースの中に、フワフワ浮くクラゲみたいな模様を描き出す様子はじぃーーーーーと見入ってしまいました!
万博の開幕に向けて、“あのキャラクター”(って、アノコよね?)のアート化にチャレンジ中だとか。
また、ダイキンとコラボレートして展開する、心地よい「高原」をイメージしたレストラン「水空(SUIKUU)」の紹介もありました。
コース料理やセットメニューを中心に展開する予定だそうです。
こちらは、「水空(SUIKUU)」のイメージそのままのノンアルコールカクテル「フォレスト ホリデイ」。

さわやかな香りのエルダーフラワーシロップと、キレのある酸味のノンアルコール白ワインで作られていて、気分が爽快になるとことんすっきりした味わいでした。
■養殖ネタ100%で水産資源を保護するおすし/スシロー
スシローの店舗のコンセプトは、「まわるすしは、つづくすしへ。─すし屋の未来2050─」。
「未来にまでつづく、豊かな水産資源」のために、今回は初挑戦として養殖ネタ100%でおすしを提供するのだそう。
その代表作がウニのおすし「陸上育ちの磯まもりウニ包み」。

地球温暖化などで海藻が減少し、食べるものが少なくなった結果、「中身が空っぽのウニ」が繁殖。
それが海藻を食い荒らして、磯焼けが起こってしまっているのだとか。
そこで、「繁殖し過ぎたウニ」を捕獲し、独自の陸上養殖技術で「食べられるウニ」に育て上げるウニノミクス社と協力して生まれたのが、今回のメニューになります(写真中央)。

写真の左右にあるのは、海の環境保全へ貢献する、陸上養殖や完全養殖の「あしたのサカナ」シリーズです。
■日本初の機能性表示食品のお饅頭「金の月化粧」/青木松風庵
みるく饅頭「月化粧」といえば、大阪を代表する名菓のひとつ。
白あんの優しい甘さが大好き!という人も多いのでは?
今回の万博では「金の月化粧」がお目見え!

精神的・身体的疲労感(日常生活の一時的な疲労感)をWで削減する「金のユーグレナ」を配合。
※1個につき、機能性関与成分ユーグレナグラシリスEOD-1株由来パラミロン(β-1,3-グルカンとして)350mg(1日摂取目安量)を配合。
機能性表示食品のお饅頭としては日本初なのだそう。
味わい・おいしさは「月化粧」そのまま。
プラスして健康をサポートしてくれる成分がとれるのはうれしいですよね。
そのほか、スーパーフードとも言われる抹茶ドリンク「伊右衛門抹茶ラテ」や、ハワイ風揚げドーナツの中に生クリームと熟成焼き栗ペーストをつめた「熟成焼き栗のマラサダ」、うなぎパイの春華堂とコラボした「うなぎパイジェラート」などが販売されます。
■栽培の様子を眺めながら食べる「らぽっぽ」スイーツ/白ハト食品工業
「らぽっぽファーム」では、店内で可動式栽培の仕組みを用い、鉄コンテナでサツマイモを育てながらイチゴも栽培。
また、コンパクトな樹でリンゴも高密栽培されていて、それらのサツマイモやフルーツを眺めながら、スペシャルなスイーツ「プレミアムポテトアップルパイ」「プレミアムポテトストロベリーパイ」などがいただけます。

そのほか、おいもで育った安納黒豚を使用したおいもピザや、パフェ、ソフトクリーム、かき氷など、おいもを使ったさまざまなメニューを提供予定とか。
「サツマイモ」は、子どもや女性に人気の食材だけに、家族みんなで楽しめそうですね。
■OBENTO(お弁当)や「究極のえきそば」/まねき食品
日本で最初の「元祖幕の内駅弁」を発売したというまねき食品。
関西人は、姫路のソウルフード「えきそば」(和風だしスープの中華そば)を知っている人も多いのでは?
同社では万博会場の「MANEKI FUTURE STUDIO JAPAN」でOBENTO(お弁当)を販売。
こちらがその一つ、「たけだの穴子めし」。
姫路名物である「あなご」がぎゅぎゅっと詰まったゴージャスなお弁当です。

また、同店はレストランとしても営業。
えきそばや丼メニューがいただけるそうですが、注目は神戸牛をたっぷり使用し、輪島塗の器で提供される「究極のえきそば」。
「究極」の味、ぜひ試してみたいですよね!
■「Tsurumen Davis」と共同開発、グルテンフリーのラーメン/ケンミン食品
ケンミン食品といえばビーフンのメーカー。
万博会場では、「GF RAMEN LAB」で、ラーメンの名店「鶴麺」の店主で、渡米して現在はボストンで「Tsurumen Davis」を経営する大西益央さんと共同開発したグルテンフリーのラーメン「GF RAMEN LAB」をつかった、ヘルシーなラーメンがいただけます。

「Tsurumen Davis」の醤油ラーメンを軸にした「黄金の鶏油しょうゆラーメン」(写真)のほか、ビーガンの人も食べられる「プラントベースとんこつラーメン」も販売予定だそうです。
■ド派手!だけどヘルシーな文字チュロス/竹下製菓
京都の玉乃光酒造の酒米を40%以上磨いたときにでる米粉(通常は破棄されるもの)を活用し、国産米粉と配合。
外はザクッ、中はモチッとした新触感の文字チュロスを販売します。
ビジュアルもド派手! ですが、グルテンフリー100%で環境にも体にもやさしいおやつです。

また、プラントベースのアイスも販売予定。
「豆乳」「もち」「小豆」「抹茶」などが使用されているそうで、いろんな味を試してみたいですね。

■1貫ずつ提供される絶品とんかつ/とんかつ 乃ぐち
企業による出店ばかりの中、個人で万博に出店するのが「とんかつ 乃ぐち」の野口典朗さん。
元々約20年イタリア料理のシェフだった野口さんが、「豚」の魅力を知り2021年に大阪中津にオープンした「とんかつ 乃ぐち」は、あっという間に予約困難な人気店に。
中津のお店を一時閉店し、「夢だった」という万博出店に挑む野口さん。「“とんかつ”というジャンルが世界に認められるきっかけになればと思います。企業ではなく、一個人として頑張る中で、未来の関西の食文化を伝えることができれば…」と話してくださいました。

脂っこさを排除し、豚のうま味を存分に楽しめる独自の製法で調理されたとんかつは、寿司のように1貫ずつ提供されるスタイル。
注目のお店になること、間違いなしです。
■冷凍食品の新境地!カスタム炒飯や冷たい今川焼/ニチレイ
前回の大阪万博にも出店したニチレイ。
大阪万博は冷凍食品が発展するきっかけになりました。
今回は、保存と利便性だけでない新しい体験を!と、万博会場で「TERRACE NICHIREI」を運営します。
イチオシは、多彩な冷凍食品を展開する「ニチレイ」が万博会場の「TERRACE NICHIREI」で販売するのは、自分好みにカスタマイズした炒飯をロボット(自動調理機)が調理してくれる「スペシャル炒飯」とか。
また冷たいままでもおいしくいただける「今川焼」、「アセロラMIXスムージー」などは、きっと暑い季節、小腹が空いたときにうれしいおやつになるはずです。

スペシャルサポーターははるな愛さん「作った人への感謝も込めて“いのち”をいただきました」
同イベントには、スペシャルサポーターとして、はるな愛さんも参加。
食べたことのない風味だったり、新感覚の触感だったり、ギュッと詰まったおいしさを存分に楽しめたり…、試食は驚きの連続だったそう。
「『いただきます』は“いのち”をいただきます、ですよね。さらに、作ってくださった方への感謝の気持ちも込めていただきました。ごちそうさまでした!」と話してくれました。

一部店舗の予約受付は、万博の開幕1カ月前の2025年3月13日(木)からスタート。
大阪・関西万博公式アプリを通じて受け付けるそうです。
気になるお店やメニューがあったら、ぜひ早めに予約してくださいね。
【大阪・関西万博 開催概要】
■開催期間
2025年4月13日(日)~10月13日(月)、184日間
各日9:00~22:00
■開催場所
大阪 夢洲(ゆめしま)
■公式HP
https://www.expo2025.or.jp/