あんふぁん 関西版 2024年5月号

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- 私立幼稚園団体代表からのメッセージ
入園・進級おめでとう!
初めての園生活や進級して新クラスでの日々がスタートしましたね。ドキドキワクワクの子どもたちとママ・パパへ、
あんふぁん関西版をお届けしている二府二県の私立幼稚園団体代表から、お祝い・応援メッセージをいただきました。
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他の子どもと比較はせずに
頑張る子どもに寄り添い見守って
大阪府私立幼稚園連盟 理事長
兵庫県私立幼稚園協会 理事長
山中真介さん
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園生活の中でのさまざまな体験が
「こころのねっこ」を育てる
幼稚園は子どもたちにとって、初めての社会生活の場。自分の
思うようにできなかったり、友達といさかいがあったり…。初めて
だけに小さなトラブルは満載です。子どもは、それらを乗り越え
て経験知とし、自信がつき、成長していきます。トラブルに立ち
向かい、解決する力が身についていきます。でも、子どもの前に
ある弊害をすべて大人が取り除いてしまったら…何も育たないで
すよね。
幼稚園から帰ってきて、子どもが嫌だったこと、トラブルが起
こったことを話したら、
「そうやったんやね」と寄り添ってあげて
ください。介入したい気持ちをぐっと押さえ、子どもの行動を見
守ってあげてください。もちろん情報は、園に伝えてほしいです。
園でも気を付けて見守るようにします。
多彩な経験ができる、それを提供する共同生活の場が幼稚園で
す。子どもたちにはトラブルも、失敗も、楽しいことも、成功体験
もいっぱい重ね、成長していってほしいと思います。
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少しずつ自分の目で見て
自分の歩みを始めていきます
京都府私立幼稚園連盟 理事長
奈良県私立幼稚園連合会 会長
長澤宗一さん
清川かつ美さん
幼稚園は人生で初めての「学校」です。でも、教科書はありま
せん。子どもは、寄り添う先生や同世代の友達などの「ヒト」
、遊
具やおもちゃなどの「モノ」
、日常生活にある「コト」といった環
境を通して、さまざまな体験を積み重ね、五感をフルに使い成長
していきます。それが見えない力となり、人間としての土台「ここ
ろのねっこ」を育みます。園の門の前で泣くわが子を見ると心配
になりますね。でも「頑張れ!」と送り出してください。先生が優
しく受け止めてくれます。帰りは「おかえり!」と温かく迎えてく
ださい。わが子の成長に不安を感じることもあるでしょう。そん
な時は先生に相談してください。そして良いところを応援してあげ
てください。
愛情たっぷりの家庭教育と、特色を生かした幼稚園の豊かな環
境の中で培われた力が、両輪となって「生きる力」を育てます。
私たちは「こどもをまんなか」に、家庭と手を取り合い、子どもの
成長を楽しみ、喜び、温もりのある子育てを応援していきたいと
思います。
関西 2024.5
小さなトラブルを乗り越え
経験知とし、成長していく
奥野宏さん
入園したてのときは特に自分の子と他の子を比べ、
「○○ちゃん
はできるのに、うちの子はできない」などと不安になってしまい
がちです。でもそんな不安は一切不要です。発達の段階は子ども
それぞれ。今できる子もいれば半年後にできる子もいる、それだ
けです。大人は、頑張ってやろうとする子どもに寄り添い、声掛
けをして見守ってあげてください。焦らずゆっくりで大丈夫です。
入園、進級したら子どもたちは、さらに一段階ぐんと成長します。
それを楽しみにしていてくださいね。
園生活を楽しく過ごすためにも、日々おうちでも「園は楽しいと
ころだよ」と伝えてあげてください。園に行き渋る場合は、どのよ
うに園の楽しさを伝えたらいいのか、遠慮なく園に相談してくださ
い。また各園には、それぞれの教育方針があります。自分の子ど
もが通っている園ではどんな内容なのかを参観や運動会などの行
事の折に触れて、感じ取っていただき、一緒に子どもたちの成長
を応援していきましょう。
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新しいスタートを迎えて、保護者の皆さまもお子さんの様子を
見ながら、楽しみや不安な気持ちで、いっぱいの毎日ではないで
しょうか。
子どもたちは、さまざまなヒト・モノ・コトと出合って、いろい
ろな感情を抱き初めます。そして慣れるまでには個人差がありま
す。早く慣れると親としては安心ですが、反対になかなか慣れず
に嫌がる子どもを見ていると不安になりますよね。ですが子ども
たちは、少しずつ少しずつ、周りに意識を向けることができるよう
になってきたら、自分の目で見て、肌で感じて、自分なりの歩み
を始めていきます。そうやって、自分の心の中で納得して歩み出
す子どもは、心の根っこがたくましく育っていきます。
そして幼稚園の先生は、子どもをひとくくりには見ず、一人一
人に応じた歩みを温かく見守りながら、必要な関わりを心掛けま
す。一緒に歩みますので、安心してくださいね。
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